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第7話

七話
どうぞ、と返せば部屋に入ってくる。
「今から車で天野宮学園に向かいますよ」
そう言われたので、使用人の人について行く。
そういえば、使用人の人とずっと呼んでいたが、名前で言ったほうが楽なのではないか。
_東@あずま_ _美琴@みこと_
あずま 美琴みこと
あの、名前はなんというんですか?
真莉「私は、川野真莉といいます」
_東@あずま_ _美琴@みこと_
あずま 美琴みこと
じゃあ、これからは真莉さんと呼びますね
真莉「…わかりました」
少し間があったのが気になったが、真莉さんは了承してくれた。
家の前には、車というよりリムジンといった方がいいような車が停まっていた。
私1人にこんな車を使うということは、相当のお金持ちが集まる学校…?
___________
私の予想は当たっていたようだ。
目の前には、家の5倍はあるであろう大きさの学校だった。
説明を聞くに、教室や食堂など、学校の中心のものは中央の棟にあり、他3棟は学年ごとに分けられている寮があるらしい。寮と言ってもとても高級マンションのような見た目だが。
それに、他の生徒の挨拶には驚く。
「ご機嫌よう」だとか漫画でしか聞いたことのないような挨拶。ここでやっていけるのだろうか、と早くも不安になる。
転校生ということで、少し遅れて入る。
3年生のクラスは4階にあるらしい。
カツカツ、と音を立てながら階段を上がる。手すりにも高級な素材を使っており、手触りはとても良かった。
先生と思われる人が手招きをしているので、それについて行く。
「新しくこの学園に移ってきた、東美琴さんです」
_東@あずま_ _美琴@みこと_
あずま 美琴みこと
…よろしくお願いします
ぺこ、とお辞儀をすれば、拍手が聞こえてくる。
先生に差された席に着く。
席は窓際の1番後ろ。ここの席だった人は少し前に転校したそう。
右隣も前も、お嬢様感満載の自信に溢れた表情だった。
みんな優しそうな笑顔ではなく、上部だけの笑顔な気がした。純粋な笑顔ではなく、少し裏がありそうな怖い感じだ。
授業を2時間受けた後は、休み時間となる。そうすれば私は質問攻めをされた。
「お父様はどこの社長なのかしら?」
「もしかして芸術家?どこで活躍しているの?」
_東@あずま_ _美琴@みこと_
あずま 美琴みこと
えっと…私のお父様は音楽家で、世界を相手に働いております
「あら!貴女の苗字からすると、東大羅様かしら?」
_東@あずま_ _美琴@みこと_
あずま 美琴みこと
はい、そうです
様を付けているのが少し気になるが、まぁスルーしておく。
やはり近くで見ると全員綺麗な顔をしている。だが美人の笑顔とは可憐でありつつ、怖くもある。
プルプル震えていれば、誰か助けてくれる…というわけでもない。ここは女の園。薔薇のように、美しい花には棘がある。全て真摯に言葉を受け入れていれば、生き残れないのだ。
そんなことがこの短時間でわかるほど、この学園は策略が渦巻く学校だということだ。