第26話

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2026/03/15 01:00 更新
アイエン side




久しぶりのオフをもらった。





ついさっき海外から帰ってきたから、時差ボケで眠い。でも、今日は予定があるから目を覚まさないと。





道中で缶コーヒーを買ってある目的地まで車を走らせる。





車を運転するのは好きだ。余計なことを考える必要がないから。






それに、1人になれるから。




































着いた着いた。






目の前にはある一軒家。外見は他の一般家庭の家と変わらない。






ピンポン♪






IN
IN
僕です。アイエンです。





するとドタドタという騒がしい足音に続いて鍵が開く音がなる。






カチャン






HJ
HJ
ジョンイナ!久しぶり〜!




僕のいっこ年上のヒョンジニヒョン。画家だ。





相変わらず絵の具で色鮮やかになったボロボロのエプロンを身に纏って、





すでに両手はカラフルになっている。





いつもこんなんだからヒョンの家の壁や家具には点々と絵の具がついてるんだ。





IN
IN
もう準備してたんですか。
 
HJ
HJ
うん!ジョンイナが来たらすぐに描きたくてさ〜
 
IN
IN
そのジョンイナって呼び方やめてって言いましたよね。
 
HJ
HJ
あれ、そうだっけ?
 
IN
IN
半分仕事なんですし、僕には“アイエン“っていう芸名がありますから。
 
HJ
HJ
ごめんごめんㅎ
じゃあイエナ!こっちきて!
 
IN
IN
もう、ほんとに…





本名で呼んでくれるのはジニヒョンと社長くらい。だから嬉しくはあるんだ。





でもこればっかりは線引きをしていかないといけないから。





IN
IN
…あれ、ここの部屋もアトリエにしたんですか。
 
HJ
HJ
そうだよ。ちょーっとスペース足りなくなっちゃって。
 
HJ
HJ
だから今日からこの部屋で描くよ。
 
IN
IN
分かりました。
僕はどうしますか。
 
HJ
HJ
とりま服はそのままでまずは椅子に座った姿をデッサンさせて。
 
IN
IN
了解です。





木製の丸椅子に足を組んで座る。





目線とかも特に言われてないからフリーな感じで決めておこう。




HJ
HJ
いいね!じゃあ…
 
HJ
HJ
描き始めるね。
 
IN
IN
どうぞ。




ヒョンは画家モードに入ると声色もオーラも変わってくる。





いつもはヘラヘラしてるヒョンだけど、しっかりプロなんだとこういう所で感じるよ。





だから僕も負けないようにプロのモデル“アイエン”をヒョンに魅せる。





静かで動きはないけど、これはプロとプロのぶつかり合いなんだ。






































ヒョンジン side




IN
IN
ヒョン、もう7時です。
 
HJ
HJ
ん、、うわ、もう夜じゃん。
 
HJ
HJ
じゃあここで終わり!晩飯食いに行こう!





今日もめっちゃ集中した…でもジョンイナの昼飯の時間までとっちゃったよ。





ここまで付き合ってくれる友達ってなかなかいないから、ついついのめり込んじゃうんだよね。




 
IN
IN
今から外食ですか?
 
HJ
HJ
うん。イエナと一緒に。
 
IN
IN
え。僕は帰りますよ。
 
HJ
HJ
いいじゃん!せっかく会えたんだから今日は泊まっていきなよ。
 
IN
IN
泊まりはマジで遠慮します。
 
HJ
HJ
なんで?
 
IN
IN
ヒョンの家、絵の具の匂いで眠れませんよ。
 
HJ
HJ
えー、まだ慣れない?
 
IN
IN
一生。
 
HJ
HJ
しょうがないか。じゃあ何食べたい?ヒョンが奢るよ!
 
IN
IN
それなら焼肉で。
 
HJ
HJ
おっしゃ、行こう!
あ、運転はイエナで。
 
IN
IN
いいですよ。着替えたら行きましょう。




友達…ライバル…弟…ジョンイナは俺にとって様々な存在となっている。





初めて会った時はこうなるなんて予想だにしてなかった。





こういう人こそ大事にするべきだよな。





IN
IN
ヒョン、適当にサングラスと帽子借りますね。
 
HJ
HJ
いいよ〜
































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