第33話

最後の告白(ツリメ)
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2018/09/27 13:47
部屋にこもって勉強をしていたある休日。
あなた

うわ!

ツリメ
びっくりした?おつかれ。
机に向かっていた私の後ろから抱きしめるように詰め寄り手を私のシャーペンを持った手に置き私の肩に顔を乗っけていた。
あなた

うん、それよりどうしたの…

振り返ると最後まで言う前に唇を奪われた。
あなた

ちょ、なに?

ツリメ
ん?何って?
あなた

いや、その

ツリメ
あのさ、あなたはさ、ただのおにぃだと思ってるだろうけど
あなた

急に真剣な眼差しで言ってきた。
ツリメ
俺もおにぃである前に1人の男なんだよ?
あなた

うん、そうだね、

ツリメ
俺は、昔から思ってたよ、本当の兄弟じゃないって言う事を言っちゃえば…ってね。でもさ、今はもうわかったじゃん?
あなた

んまぁ、確かにね

ツリメ
だから、、今日だけでいいから俺を1人の男として接してくれないかな
あなた

え?

ツリメ
名前で呼んで欲しいな…
あなた

え、あ、うん、

ツリメ
そんでさ、これから兄弟って言う繋がりじゃなくて彼氏彼女の繋がりを持ちたいな…と思う。
あなた

え?あのさ、

ツリメ
でも、あなたはそらと、、。
あなた

あー、そらとは、うん。

ツリメ
やっぱり、
あなた

付き合ってるとかでは無いんだけどね…

ツリメ
え!?そらがあなたを振ったの!?
あなた

あ、いや、そうじゃなくてお互い気持ちを伝えただけと言うか…

ツリメ
そういうことか、、そっか、
あなた

うん

ツリメ
あなたは付き合いたいとかって思うことは無いの?
あなた

んー、今は無いかな

ツリメ
そっか、、よかった変な男とかじゃなくて、なんかスッキリした、勉強の邪魔してごめんね、頑張って
引きつった笑顔は何処か曇っていて切なげだった。

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