第147話

今、未来
574
2023/11/21 17:12 更新









楠井あぶく
お待たせ〜
瀬呂範太
やーっときた笑
切島鋭児郎
遅かったなー!









店の中に入ると、もう飲み始めている奴らがいた




楠井あぶく
新幹線ちょっと遅れてたっぽくて



爆豪勝己
んな事知ってるわ


おつまみをつまみながらそう言ってきたのは、切島の隣に座ってにやにやしてるかっちゃんだった
楠井あぶく
切島。頼まれてたの持ってきたよ
切島鋭児郎
おー、サンキュー!助かった!
楠井あぶく
私が今日事務所いなかったらどーしてたの?

悪い悪い、と頭を搔く切島の向かいに座ると、瀬呂がメニューを取ってくれた


明日は大事な仕事があるから、とお酒は控えてレモンソーダを注文した



あれから5年。








私達は雄英を卒業し、晴れてヒーローになったのだった





みんなサイドキックになったり、自分の事務所建てるために経験積んでたり、、

忙しくなってあまり合わなくなって、クラスみんなで集まることはあんまり無くて、でもたまに任務先であったり、チームアップしたりでなんだかんだ数人はよく顔を合わせたりする


そんな私達はたまにこうやって上鳴が声をかけてくれたりして飲んだりしている

5人でこうやって集まったのは3月あたまにクラスで集まった時以来で、なんだかんだ言って1ヶ月ぶりくらいだ


とは言うものの、なんだかんだHNで活躍を聞いたり、テレビで姿を見るからあんまり久しぶりの感じはしない

5月の今の時期、どこの会社も新歓とかで飲み会が多発しており、それなりに顔が知れてる人もいるので個室を借りるしか無かった模様、

そのお陰か、皆は物凄く賑やかで楽しそう











瀬呂範太
お酒飲まないなんて明日大事な仕事?
楠井あぶく
まあね




到着したレモンソーダを少し飲んで一息ついた
楠井あぶく
明日雄英で講習することになってるから
楠井あぶく
酒の匂いプンプンで行く訳には行かないでしょ
切島鋭児郎
虎杖達と行くやつか?
楠井あぶく
それそれ
楠井あぶく
伏黒に飲みに行くならお酒飲まないように釘刺されてきたところ
上鳴電気
虎杖達と行くって今なんかニュースなってるやつ?
楠井あぶく
まあね
爆豪勝己
そーいや、俺んとこのジーパンがそんな話してた
楠井あぶく
ジニさんなんか言ってたの?
爆豪勝己
俺んとこの事務所も呪具の使用始めるかもしんねぇってよ
上鳴電気
まじ?俺んとこそんなんなんもないよ?
楠井あぶく
ジニさんとこにスポンサー頼んだからもう動いてくれるってことかな
楠井あぶく
切島。うちらが居るファットガム事務所も来月辺りから志望者だけの使用始めると思うよ
切島鋭児郎
ファットさんもスポンサーなのか?
瀬呂範太
スポンサーとまでは行かないけど、名前貸してくれるらしいぜ
上鳴電気
てかてか
上鳴電気
そのスポンサーって今度お前ら2人が立ち上げる事務所のやつだろ?
楠井あぶく
うーん、まぁ、正確には
楠井あぶく
今年の6月、虎杖と、野薔薇、伏黒、五条さんの力借りて呪術師公認のヒーローと呪術師合同機関の事務所をやっと作ろうかなみたいな


爆豪勝己
ヒーローと呪術師の合同機関ってヤツ最近よく聞くよーなったわ
楠井あぶく
たしかに最近意識され始めてるかな



ヒーローと呪術師合同機関って、


5年前のあれがあってから今まで通りの生活にそのまんま戻ったか、っていわれたらそんなことはなくて


良華先輩が結んだ縛りは宿儺を虎杖に固定するものであって、宿儺を殺した訳では無いから今でも虎杖の中に宿儺は生きてる


でもいつか虎杖も何かしらで死ぬわけで、その時に宿儺がどうなるのか

一緒に死ぬのか、それとも完全再現してしまうのか、違う人を器とするのか

どうなったって宿儺の恐怖が消える訳でもなくて、呪霊はあの日から若干身近な存在になってて、個性との境目がはっきりとではなくなった


だから、ヒーローや呪術師がヴィランか呪詛師、呪霊か、で生死が左右されないように、対応できる術を持つべきだと思う

それを育てるための事務所こそが、五条さんや虎杖達に手伝って作ったこの事務所だ


私がファットガムのところでサイドキックをしていたのは、もちろんファットさんのところに行きたかったのもあるけど、経験値を増やすため、そして、名前を売るため




有名な事務所のサイドキックってなればそれなりに知名度は上がる



知名度のない事務所なんて作ってもすぐ潰れるんだから、先に売っといたんだ



楠井あぶく
来月までにはファットさんの事務所辞めるつもりだから
楠井あぶく
引き継ぎ多くて大変
切島鋭児郎
大変なのは俺と鉄哲だ
楠井あぶく
そりゃそーかも笑




その後もおつまみを沢山頼んだりして、仕事の話からプライベートの話まで長々と話していた



普段の仕事はやり甲斐がある分、勿論とても大変で、

今なんか沢山並行して行っているからかこうやって賑やかに喋ってることがとても楽しい




瀬呂範太
この間芦戸達とチームアップで一緒なったんだけど
瀬呂範太
めちゃめちゃ強くなっててさー?
瀬呂範太
でもノリがいい意味であんまり変わってなくて懐かしくなったわ笑
上鳴電気
変わってねーと言えば楠井の方向音痴も健在だよなー笑
楠井あぶく
え、なんでその話なるわけ?
瀬呂範太
トレンド入ってたぜ?
瀬呂範太
『5歳に道を聞くヒーロー』ってな笑
楠井あぶく
なんでそんなことでトレンド入るの?意味わかんないんだけど
爆豪勝己
てめぇ見てぇなやつヒーローじゃ珍しいからに決まってんだろ笑
爆豪勝己
20歳になってまで地図読めねぇなんてよ笑



かっちゃんがそう言うとその他の3人も面白そうに笑った
楠井あぶく
あんたがそんなこと言えるんですかね!
爆豪勝己
ああ?
楠井あぶく
よく聞くよ?
楠井あぶく
『口悪すぎるヒーロー』って笑
楠井あぶく
ビルボードチャート10代載ったから調子乗ってるんじゃないですかー?
楠井あぶく
ダイナマ?笑
爆豪勝己
大爆殺神ダイナマイトだわ!
爆豪勝己
てめぇこそ20代入ったから調子乗ってんだろーが!
楠井あぶく
はぁ?!
楠井あぶく
どの辺見てそう言ってるんですかー?
楠井あぶく
お目目大丈夫?
楠井あぶく
お兄ちゃんとこで診てきてもらったら?
楠井あぶく
小児科だけど笑
爆豪勝己
てっめ!
楠井あぶく
私用で個性を使わないでくださぁーい


瀬呂範太
おいおい笑その辺にしとけよ笑
上鳴電気
いい歳して何やってんだよ笑









なんて、こうやって笑いあったり、冗談言い合うのが私たちが飲んだ時の当たり前で



居心地が良くて



ここが大好きだ

















そして必ず、飲み始めて3時間程、みんながいい感じにお酒が回ってきた時に



5年前の話になるのだ




瀬呂範太
楠井。足は?
楠井あぶく
最近は月イチのメンテで大丈夫になった
楠井あぶく
もうそろそろリハビリも終わる頃かな


楠井あぶく
かっちゃんは?
楠井あぶく
お兄ちゃんから何となく話は聞いてるけど
爆豪勝己
俺も月イチで夜んとこ行ってるだけだ
爆豪勝己
痛くもなんともねぇ



上鳴電気
よくここまで治ったよな
上鳴電気
俺あの時お前ら今度こそ死ぬんじゃねーかって思ったよ



上鳴電気
爆豪なんて心臓止まってたし、楠井も腹にでっかい穴開けてるし




切島鋭児郎
俺も、あの時は流石に肝冷やした
瀬呂範太
起きてからも動けなかったお前ら、見てて結構痛々しかったから
瀬呂範太
もうヒーロー活動見送りとかになるかと思った
爆豪勝己
あくはヒーロー辞める寸前だっただろ
楠井あぶく
んー、そんなこともあったかなぁ






5年前、


私が起きたのは決戦が全て終わった1週間後だった


体力が残ってなかった私はリカバリーガールの力を使えなくて、ただただ良くなるのを見ることしか出来なかったらしい


やっと家入さんが到着して反転術式を使えたからよかったものの、家入さんがいなかったら植物状態になってもおかしくなかっただとか


まあそれもその筈、私のお腹には直径10センチ程の穴が空いていて、その上長い間放置して動き回ってたから悪化して、やばいほどの血を流してたお陰で、あの時生きていたのが奇跡ぐらいだったらしい



起きてみれば、ベットの横に五条さんが居たのは覚えている


五条さんは忙しいお兄ちゃんに変わって私が起きるまでずっと見ててくれて、私が起きたあとも虎杖達を呼んでくれたりした


少ししたらホークスが目に涙を浮かべながら「死んだかと思った」なんて言いながら来てくれた


その日のうちに面会謝絶で会えなかった瀬呂達も会えた







でも、検査をしてみたら、私の足はもうボロボロだった


しばらく動かせるようなものでは無く、動かせたとしても飛んだり跳ねたりは無理だ、とキッパリ言われてしまった


それに、お腹に穴が空いたことで内蔵を損傷してしまって、今まで通りの生活までは長い間のリハビリを余儀なくされた


リカバリーガールの治療を受けたところで、それに体が耐えられるかが分からないからリカバリーガールの治療を受けることは出来なくて




何日も何日も部屋で泣いた




お母さんもお父さんも亡くしてしまった上に、ヒーローという夢まで奪われてしまっては、私はもう何もする気になれなくて




五条さんやお兄ちゃんが話をしよう、って言ってくれたけど、

話をすればもっと自分の夢を諦めなくてはならない現実を押し付けられる気がして、


お父さんにせっかくあんな言葉を言って貰えたのに

私はもう何も出来ないのか





そんな時だった





かっちゃんと出久が私の部屋にやってきて資料を見せてきた
もしも、どうしてもまだヒーロー活動を続けたいのなら、

腕の自由は保証されないけど足が治る確率が上がる手術がある


と教えてもらった







その眼差しは真剣そのもので、





私はその手術を受けたいとお兄ちゃんと五条さんに伝えたのだった






もちろんお兄ちゃんに断られたよ。



だって失敗すれば腕も足も使えなくなる代償付の手術なんて、危なすぎるから





でも私はヒーローになれないくらいなら腕も足も要らない

逆に言えばヒーローになれる確率が少しでもあるなら、それに賭けてみたかった



少しの間話し合っていたけど、やっぱりお兄ちゃんだけは「だめだ」の一点張りで、


私も唯一の家族をこんなふうに傷つけてしまうくらいなら諦めた方がいいのか、とも考え始めた時だった




家入さんが帰国したおじいちゃんと一緒に私たちの元へとやってきた




まさかまさかのおじいちゃんの登場に驚いきを隠せなかった

話を聞いてみれば、手術には賛成派だった五条さんが、家入さんに頼んでおじいちゃんに帰国してもらうよう伝えたらしい


なんでおじいちゃんの帰国が必要だったのか、


それは、おじいちゃんもその手術を行う技術を持つ数少ない医者だったから



おじいちゃんは私の手術をするつもりで、リスクをありのままにお兄ちゃんに話した


その話を聞いてるあいだのお兄ちゃんは泣きそうな顔をしていたけど、最終的に了承をしてくれた







6月に行われた私の手術は、執刀医をおじいちゃんがしてくれて、


長い時間をかけた難しい手術だった




手術の結果はすぐには分からなくて、手術が終わってから3ヶ月間、キツイリハビリが始まった




まずは起き上がるところから始まって、少しづつ立ち上がるようになったり、腕を上げるリハビリをしたり、


全く使えなかった腕と足が少しづつ使えるようになったのは、リハビリを始めてから1ヶ月程だった時だった

それでも少しの距離を歩ける程のもので、走り回るにはもっと沢山の時間を要した



6月中旬から始まった授業にも勿論参加することは出来ず、瀬呂が録画してくれた授業動画をひたすらに見ていた




リハビリはめちゃめちゃしんどくて、心が折れかけた時があった


それでも続けられたのは、毎日のようにお見舞いに来てくれるクラスの友達、虎杖達、そして、隣の部屋で同じくリハビリを続けていたかっちゃんと出久がいたから



かっちゃんと出久も体を粉にしながら戦ったお陰で、私よりも酷い怪我をしたいたらしく、お兄ちゃんが担当を持ってリハビリを続けていた



たまに気分転換に五条さんが外に連れ出してくれた時はとても楽しかったし、万全に戻ったホークスに抱えられて空の散歩に連れていってもらったのもとても元気が出た



相澤先生も同じ病院に居たため、たまに授業の分からないところを聞きに行ったりして、勉強には遅れを取らずにリハビリを続け、






3ヶ月経った時、やっと走れるぐらいまでには動けるようになったため、寮に戻ることが出来た




寮には戻れたものの、授業には復帰できない私は、昼間は寮で1人でリハビリしたり、えりちゃんと遊んだりしていた



かっちゃんと出久が帰ってきたのはその2週間後で、2人は寮に帰ってくるなり早速授業に復帰していった


地道なリハビリを続け、やっと個性が使えるようになり、普通に走り回れるようになったのは、私が高2の12月だった



お兄ちゃんは泣いて喜んでくれて、その年はクリスマスは寮で過ごし、お正月は新しく引っ越した私たちの家でお兄ちゃんと一緒に過ごした



三が日丸々休みだった私達は、1月2日、出てノンビリしていて、そこに五条さん率いる高専生が私たちの家へと遊びに来た



2年の先輩も虎杖達とも賑やかに過ごして、お兄ちゃんと五条さんほホークスを呼び付けて、3人ともお酒は仕事の都合であまり飲めないから炭酸なんかを飲んだりして喋り倒していた



3年になった5月、体力も元に戻りつつあった私はファットさんのところのインターンを再開し、ヒーローへの活動を本格的に再開したのだった




今でもリハビリを少ししていて、キツい任務があった日なんかは少し痺れたり、腕が上手く動かなかったりする



そういう時はお兄ちゃんの病院に行って見てもらってる
楠井あぶく
てか、この話何回すんのよ
楠井あぶく
ほら。酔っぱらい共水飲め
瀬呂範太
酔ってねーわ笑



上鳴電気
でも未だに俺、お前らが派遣された任務先でヒーローが怪我したって聞く度に怖くなるんだよなー
上鳴電気
お前らのことだからまた無茶してんじゃねーかなーって


瀬呂範太
こいつ相当酔ってるぞ?
上鳴電気
酷くないすかー!
瀬呂範太
まぁ!ちょっと言いたいこともわかるけども



でしょ?!

と言いながら机に突っ伏してる上鳴はお酒をグビっと飲んだ
上鳴電気
相澤先生も今は教師復帰してるっぽいし?
上鳴電気
またみんなで集まりてーなー
切島鋭児郎
先月集まったじゃねーか笑
上鳴電気
あん時は相澤先生いなかったじゃーん



爆豪勝己
んな事言ったって俺らはもう子供じゃねーんだ
上鳴電気
知ってますけどさー、





そう言う上鳴を横目で見ながらかっちゃんもお酒を飲むと、スマホの画面を開いて何かを確認した




爆豪勝己
再来月に俺んとこの事務所と出久んとこの事務所で企画してんだ
上鳴電気
ん?何を?



爆豪勝己
……
爆豪勝己
七夕ヒーロー祭
瀬呂範太
七夕ヒーロー祭?
切島鋭児郎
七夕祭り……みたいなやつか?




爆豪勝己
若手ヒーローが主催になって、個性を使用した出店とかをしたりして
爆豪勝己
事務所の繁栄を兼ねてヒーロー同士の交流、ヒーローと街の人との交流を深めるための祭りだ


爆豪勝己
ただ、今んとこまだ準備段階だ
爆豪勝己
するかどうかもわかんねぇ




上鳴電気
何それ!めっちゃおもしろそーじゃん!
切島鋭児郎
事務所の繁栄と街の人との交流の場を作るなんてすげーいいアイデアだな!
楠井あぶく
めっちゃ楽しそーじゃん!どこでやる予定なの?!
爆豪勝己
何ヶ所かでで来りゃいいと思ってるが、んな上手くいかねぇと思うから、今年は東京だろーな
上鳴電気
めっちゃいい!
上鳴電気
芦戸とかがめっちゃ好きそーな行事じゃね?!
切島鋭児郎
確かにあいつは喜びそーだな!
瀬呂範太
何気に若手ヒーロー主催の行事ってあんまりなかったからウケそうじゃね?!
上鳴電気
世代で分けて各地ですんのも良くね?!
楠井あぶく
先輩達の世代は大阪、とか?
瀬呂範太
ありじゃね?!
上鳴電気
爆豪!この意見緑谷に伝えといて!
爆豪勝己
……覚えてたらな
上鳴電気
んじゃあ!それだったら虎杖達呪術師も参加したらいいんじゃね?!
上鳴電気
呪術師知ってもらうにはいい機会なんじゃねーの?!
楠井あぶく
上鳴天才だわ
楠井あぶく
かっちゃん頼んだ
爆豪勝己
明日出久会うから言っとく
瀬呂範太
おー!めっちゃいい行事になりそーだな!
切島鋭児郎
そん時に打ち上げかてら皆で集まれればいいな
上鳴電気
確かに!




騒がしくなった上鳴達を見ながらかっちゃんに目を移すと電話がかかってきたのか外に出て行った






しばらくするとかっちゃんは帰ってきて、どこかにメールを送ったあと酒を片付けるように一気飲みした
爆豪勝己
そろそろ帰んぞ
上鳴電気
え?!なんで?!早くね?!
爆豪勝己
あく明日朝イチ仕事なんだろ
楠井あぶく
あ、確かに、忘れてた



時計を見てみると案の定23時を回っていた
瀬呂範太
んじゃあお開きにするかー
瀬呂範太
俺払っとくから今度なんか奢れよー
楠井あぶく
ありがとー
上鳴電気
瀬呂きゅーん!愛してるー!
瀬呂範太
やめろ気持ち悪い笑
瀬呂範太
酔っぱらいは大人しくしててくださぁーい
切島鋭児郎
瀬呂サンキューな!今度昼飯奢るわ!
瀬呂範太
そーしてー
瀬呂範太
爆豪明日この辺いる?
爆豪勝己
今日明日はこの辺で仕事
瀬呂範太
んじゃあ明日俺と楠井で虎杖達と会うからお前も来いよ
瀬呂範太
五条さんが久しぶりに会いたいって言ってた
爆豪勝己
わあった
上鳴電気
俺も行くー!
瀬呂範太
お前は明日用事あるっつってたじゃん笑
上鳴電気
そんな用事いーよー
上鳴電気
俺も虎杖達と会いたい
瀬呂範太
ドタキャンすんな笑
瀬呂範太
またお前も誘うから
上鳴電気
ちぇー






瀬呂がまとめてお会計をしてくれたおかげでスムーズに店を出ることが出来た


楠井あぶく
お兄ちゃんが迎えに来てくれるっぽいんだけど
楠井あぶく
乗ってく人ー
上鳴電気
はーい
瀬呂範太
俺も乗りたーい
楠井あぶく
切島は?
切島鋭児郎
俺駅の方向かうわ
楠井あぶく
じゃあ駅の方回ってくよ
楠井あぶく
どうせこいつらも駅の方だし
上鳴電気
せーかーい
瀬呂範太
コイツだいぶ出来上がってね?
切島鋭児郎
いつも通りだな笑
楠井あぶく
みんな乗っていくでいーねー
切島鋭児郎
助かりマース!




数分その場で待ってると、黒い車が私達の前にとまった
楠井 夜
おまたせ〜
楠井 夜
みんな久しぶりー!
切島鋭児郎
夜さん!お久しぶりっす!
楠井あぶく
みんな乗っていくって
楠井 夜
じゃあどうぞー!




そして、みんなを駅に送っていったあと、お兄ちゃんが運転する車に乗ってる私とかっちゃんは家へと向かっていた




爆豪勝己
夜。ばばあが来週あたり顔見せにこいって言ってた
楠井 夜
そーだね。来週の休みの日に行くよ
楠井 夜
2人とも忙しい?
楠井あぶく
来週は大阪かな
爆豪勝己
俺も次帰ってくんのは来月辺り
楠井 夜
じゃあ俺は一人で行くかな
楠井 夜
出久くんは元気?
爆豪勝己
ルミリオンと一緒に事務所でサイドキックしてる
爆豪勝己
先月会ったけどピンピンしてたわ
楠井 夜
それなら良かった





楠井あぶく
明日仕事終わったら連絡して
爆豪勝己
夕飯か?
楠井あぶく
多分そうだと思うよ
楠井あぶく
向こうも午前に任務あるって言ってたから
楠井 夜
明日悟さんに会うんだって?
楠井あぶく
うん
楠井 夜
いーね。楽しそう
楠井あぶく
お兄ちゃんは明日仕事でしょ
楠井 夜
まーねー笑
楠井 夜
くれぐれもお酒飲み過ぎないようにね
楠井 夜
身内がアル中で搬送されてくるなんて嫌だから
楠井あぶく
明日は五条さんいるしあんまり飲まないと思う
楠井 夜
それならいいけど







大人っぽくなったこんな話をしながら少しした頃には見覚えのある景色が見えてきた




楠井 夜
ほんとに家まで送んなくていいの?
爆豪勝己
ばばあに買い物頼まれてんだわ
楠井 夜
24時だけど店空いてる?
爆豪勝己
コンビニぐれぇ開いてんだろ



荷物を取りだしたかっちゃんはヒラヒラと手を振った
爆豪勝己
んじゃあ明日連絡する
楠井あぶく
はーいおやすみ









家の方向に歩いていくかっちゃんを見送って、私たちも家へと向かった


今は大阪で事務所の寮みたいなところに住んでるんだけど、たまにこうやって帰ってきた時には家へと帰ってきている



家、というのは前の私たちの一軒家があった場所で、

お兄ちゃんが新築を建てた




前よりも綺麗になったこの家は、お兄ちゃんがなんかのこだわりがあるのか、昔の家と似たような作りをしている



お陰でこの家は昔の家みたいでとても落ち着くし

ちゃんとお父さん達の部屋だった場所も空室のままある



二階の部屋の私の部屋に荷物を置いたあと1階に降りると、ダイニングにはパソコンといくつもの資料が散らばっていた
楠井 夜
わーごめん
楠井 夜
すぐ片付けるよ
楠井あぶく
いや、いいよ




資料を拾い上げて見てみると、やっぱりヴィラン犯罪による死亡ケースの減少目的資料だった



楠井 夜
あんまり上手くいかなくてさ
楠井あぶく
そりゃ簡単じゃないよね
楠井あぶく
今日は私も手伝うよ




楠井 夜
いや、あぶくは明日早いんでしょ
楠井 夜
早く寝なさい
楠井あぶく
まだ24時だって
楠井 夜
もう24時です
楠井あぶく
もう子供じゃないんだけど
楠井 夜
たまに家に帰ってきた日位はぐっすり休みな?
楠井 夜
ココ最近働き詰めらしいし、ほら



楠井あぶく
わかったよ
楠井あぶく
その代わり、お兄ちゃんも早く寝てよね
楠井 夜
はいはい笑
楠井あぶく
おやすみ





部屋に戻ると

部屋はちゃんと掃除をされてるらしく、ホコリは全く被ってなくて、


壁には雄英の制服が壁にかかっていた






机の上を見てみると、






ホークスか五条さんがここに来た時に置いていったのか



1つ香水が置いてあった

プリ小説オーディオドラマ