AM 4:35
重い瞼をこじ開け、怠い体を無理矢理起こす
しぱしぱする。昨日夜更かししたからかな、、、
朝が弱い私は、縋り付く様にクローゼットを開ける。
引き出しの奥の方に隠された木箱を取り出す
この木箱の中には私が集めた彰人のグッズが入っている。
ベッドの上に降ろした小さな木箱に語り掛ける
勿論、返事は無い。
何となく彰人の声が聞きたくなり、アプリを開く。
起きて一番に彰人の声が聞けるなんて。
なーんて。
阿吽のビーツにしよ
最後のピースをexcellentでタップした後、
カラフルな紙吹雪の演出と共にfull comboという文字が浮かぶ。
その直後、
廊下の奥から目覚まし時計の鈴の音がする
両親が起きてくる合図だ。
クローゼットの中に木箱をしまい、制服を取り出す
手早く着替え、髪、顔、制服のヨレなどを直す
スマホとイヤホンを入れた鞄を持ち、部屋を出ようとした、
挨拶は、大事、、、
そう言って、部屋に鍵をかけた
起きた時より大分軽くなった体で階段を降りる
さて。
今日も一日、最悪な両親の相手頑張ろ。
そう意気込んで、リビングの扉を開けるのであった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。