朱理視点
ずっと見惚れていると
しららかな彼女
肌が透き通る様に白く
行動1つ1つが丁寧で
美しくて
見れば見るほど惚れていく
つい声に出してしまっていた
だけどやっぱり彼女には伝わらなかった。
そんな事はわかっていた、
だけど伝えたい、触れたい、そんな気持ちで溢れていた。
近くて遠い貴方が、好きだけど少し苦しくて。
僕は彼女に手を差し伸べて見た
だけどやっぱり彼女は、手を取ってはくれなかった。
それでもいいから、あと少しだけだから。
あと少し...夜が来るまで、
だけどやっぱり君は頬を膨らますんだね
そんな君も好きだけど...
だけど...何故かもやもやする
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。