昼休みになるとすぐに、お兄から電話をかかってくる。
いつものようにすぐ出る。
一般クラスの生徒と我々組の生徒は
余程のことがなければ接触してはならない決まりらしいと伝えられる。
ズキン、と胸が痛む音。
プツッ、と通話が切れる音がする。
重く長いため息をついてから、スマホをカバンにしまう。
今朝僕に色々聞いてきてくれた我々組の生徒
捏島 孝行さん、僕と同じ2年生。
あだ名はコネシマ、コネさん、シッマ…色々あるらしい。
コネシマさんのお友達の鬱島 大さん、2年生。
あだ名は大先生。
僕が聞くと2人はきょとんとした顔をする。
……そっか…我々組のみんなが…お友達…
胸の辺りが暖かくなる。
こうやってお友達とお昼を食べるのに
憧れていたんだ。
今日のお昼は、昨日までのお昼よりも美味しく感じた。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!