第32話

# 32
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2025/08/07 04:00 更新


? side
parent .
夏休みの間だけ、入院してみよう?
え…っ、何で…?
parent .
…こっちにも事情があるし、__にとっていいと思うの
嫌だよっ、俺はここがいい!
7月中旬。


俺は親から、入院を勧められた。


…最終的に、少し強引に入院させられることになった。



病棟はここの5階で、景色が綺麗なんだよね〜
…そう、なんですか…
入院当日。


大きな荷物を持って、病院の先生とエレベーターに乗り込む。


いい人っぽいけど…入院は正直嫌だ。
はい、着いたよ
coe
ねーえ、それちむの!
kisaragi you
え、ゆうさんのベッドの下に落ちてたよ…!?
coe
あ、そうだったの!?ごめん!
kisaragi you
ううん、見つかったならよかった…!次からは気をつけてね?笑
知らない人たちの、大きな声が聞こえてくる。
…っ…
!ごめんね、こっち行こっか
大きい音苦手なのにごめんね、“しの”



しの side
shino
…いえ、全然…
申し訳無さそうに謝る“かなめ先生”。


しのさんの担当医?なんだって。
kaname
しのの病室は一人部屋で、みんなとは一部屋分離れてるね
kaname
音のことも考えてくれたみたい
shino
ありがとう、ございます…
そんなことできるんだ、すごい…


だけど、俺はすぐいなくなるんだから気にしないでいいのに。


友達だって、作る気はない。


一人で味気ない一ヶ月を過ごして、大好きな家に帰るんだもん。
kaname
……なんか、しのは友達に恵まれそうだね笑
shino
…?
かなめ先生の言っている意味がわからなかった。


俺はすぐにいなくなるのに。


邪魔なはずなのに。
kaname
よし、俺はナースステーション戻るから!いつでも呼んでいいからね〜
何事もなく次の言葉を続けるものだから、しのさんの頭は混乱状態。
shino
?…?わかりました、、?
…どういうことだったんだろ、?


まあ、この大荷物をなんとかするのが先だよね…
shino
よいしょ、っと…
人生初の入院。


不安だらけでも、なんとかやっていける気がした。
クロノヴァさんの口調がわからない…


少しずつ覚えていこうと思います…!




気持ちの面は、なんとなく落ち着いた気がします。


元気になったわけではないですが…気持ちの上下の差が小さくなったと思います、!


総合病院での受診まで、あと2週間。


それまで何とか頑張りたいです、、!

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