第13話

❄️12
376
2025/11/25 23:56 更新
inm
……どうしたんだろ

今日はライがあなたの訓練を担当する日だったが、時間になっても訓練場に来る気配はなかった。

ライはあなたの部屋へと向かい、ドアをノックする。
inm
あなた?

軽くノックをしても返事はない。
inm
入るよ?

そっと扉を開けると、ベッドの上であなたが体育座りをして丸くなっていた。

ライは静かに近づき、しゃがんで目線を合わせる。
inm
あなた……。どうしたの?
あなた
……訓練場、行けなくてごめんなさい
inm
あなたが理由なく約束を破る子じゃないの、俺知ってるよ?
あなた
………
inm
…何かあった?

そう聞くライの声は驚くほど優しい声だった。

その声にあなたは小さく呟いた。
あなた
……こわいの
inm
…怖い?
あなた
昨日……わたし、カゲツを……傷つけちゃった。
また……誰かに、同じことをするかも、しれ、ない……

ぽつり、ぽつりと言葉が落ちる。
膝を抱く腕が震えていた。

ライはあなたのそばに座り、そっと寄り添った。
inm
あなた、話してくれてありがとう
inm
怖いよね、あの瞬間を思い出すと、胸がギュッと苦しくなるでしょ?
あなた
うん……
inm
でもね、あなたがそんなに怯えてる理由はひとつだよ。
傷つけたくないって気持ちがあるから

あなたはぎゅっと唇を噛んだ。
あなた
……それでも、また暴れたら……

あなたは顔を上げ、揺れた瞳でライを見た。
inm
その時は、俺たちが止めるよ

ライはまっすぐあなたを見つめる。
inm
ひとりで抱えなくていい。
昨日も、今日も、これからも。
君が怖いって思うなら、俺たちが支える
inm
だからさ、もっと俺たちを頼ってよ

柔らかい笑顔。

絶対に守ってくれる、そう思わせるような。


inm
今日の訓練はなし!
あなた
っでも、
inm
心が迷ってるうちはうまくいかない。
むしろ危ないしね。
今日は、あなた自身の気持ちを落ち着かせる日。
あなた
……いいのかな
inm
もちろん!自分自身と向き合う日も大事だよ!
あなた
……ありがと、ライ
inm
どういたしまして!

ライは立ち上がる前に、もう一度だけ優しく言った。
inm
ねぇあなた。
できなかった自分じゃなくて、
自分がどうしたいかを考えてみて?

あなたは胸に手を当て、ゆっくりと頷いた。

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