第24話

₂₄
304
2025/12/24 14:43 更新





















先にお風呂に入った優吾を待つ間、


優吾に着てもらう寝間着を出す。


身長差は数センチしかないから問題ない。


下着も新品を出せばいい。



あとは、歯ブラシも同じく新品で、


タオルは洗いたてのものを。



















思いつく限りの用意を終えたところで、


ちょうど良く優吾が風呂から上がった。




















hk
これで大丈夫?下着は新品なんだけど、
yg
もちろん、わざわざありがとう
hk
サイズ合う?
yg
んー、大丈夫そう




















なるべく体を見ないようにしながら話し、


そそくさと出ていく。


いろいろと危ないので。





















数分して、着替えを済ませ出てきた優吾。


見慣れた俺の服なのに、優吾のおかげで新鮮。


というか、かわいい。


ただのスウェットなのに。


















yg
どう?
hk
うん、似合ってる
yg
ほんと?












真面目に答えた俺の言葉に笑う優吾。


確かにスウェットで似合ってるって、


あんまり言わない。














hk
じゃあ俺も入ってきちゃうね
yg
はい、テレビ見てていい?
hk
いいよ、サブスクでもなんでも
































風呂、と言ってもシャワーだけ。


ジャージャー水を流しながら、


これから優吾に伝える言葉を選び出す。














もちろん、今日までもなんとなく考えてはいた。




でもそれでいいのか、わからなくって。




















風呂を上がると優吾は、


棚から引っ張り出したのであろう映画を見ていた。
















yg
ほくとおかえり、これ借りてる
hk
全然いいよ、
hk
俺もこれ好き


















何年か前に流行った恋愛ものの邦画。


映画館に観に行って感激した俺は、


しっかりブルーレイまで買って持っている。





俺は普段から恋愛ものの作品を観たり読んだりするが、


優吾にはそんなイメージはない。




















hk
優吾も、こういうの好き?
yg
んー、普段はそこまでじゃないんだけど



yg
でも今日は気分なの






hk
そっか、













気分、って、どんな気分なんだろう。


疲れるので、深くは考えないけれど。





















yg
ほくとは好きでしょ?こういう話
hk
そうね、よく見るけど












ソファに座り、視線を画面に向けながら話す優吾。


俺もその隣に座る。
























すると、優吾がリモコンを手に取り映画を止め、


テレビの電源を消した。























hk
…どうしたの、
yg
北斗、ちょっとだけ、話そっか






















俺の方に向き直り、優吾は言う。


















俺も理解した。



ついに、その時間が来たんだって。




















ほんのさっきまでずっと緊張していたのに、


今は何か、不思議な感じ。




あんなに跳ねていた心臓が落ち着いている。









きっと、この特別な状況に影響されているんだろう。
























hk
…今で、いいの?
yg
っ、






hk
違う?そうじゃない話?

















yg
…たぶん、その話

























頬を、耳を、赤く染めて俯く優吾。




この話、始めたのは優吾なのに。















そもそも、全部優吾のせいなのに。



















きっと、大丈夫。



きっと、そう・・なんだ。














もう、無駄に隠したりしなくていいんだ。






























hk
優吾。










hk
優吾は、俺と同じ気持ちですか?























yg
…ちゃんと言って、ほしい

















ああ、ずるいな







優吾は、いつだってずるいな































俺は優吾の頬に手で触れて、













きちんとその目を見て言った。























あのときみたいだな、って、








うっすらとそう思いながら。





























hk
俺は優吾が好きだよ


















hk
だから優吾も、俺に教えてください

























プリ小説オーディオドラマ