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第1話

1話 ずっと前から思う事
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2023/03/12 04:18
ウパパロン side
ウパパロン
ウパパロン
うーん…
俺は悩んでいる。
iemon
iemon
またLatteさんのこと考えていたんですか?
図星☆
ウパパロン
ウパパロン
は、はい…
あの超ツンデレなLatte(略してツンデラテ)さんに告白する勇気が出ない
iemon
iemon
(どうせ両片思いなんだから早く告白すればいいのに)
iemon
iemon
いっそのこと告白しちゃえばいいんじゃないですか?
ウパパロン
ウパパロン
こ、告白ぅ⁈
どうせ断られて煽られるに違いない
自分はこんなにLatteさんのことを思ってるのに、Latteさんは自分をなんとも思っていないだろう。
ウパパロン
ウパパロン
(まあ、当たって砕けろの精神でこの片思いは終わらせよう)
ウパパロン
ウパパロン
やってみます。この長い片思い期間に終止符を打つためにも。
iemon
iemon
頑張ってくださいね
iemonさんはいいなぁ、めめさんに告白して付き合えたんだから。
Latteさんは、俺の幼馴染だ。俺の記憶にはいつもLatteさんがいて、よく喧嘩してたな。喧嘩をしても俺の隣を離れず、遊んだり仲良くしてくれたLatteさんにいつのまにか惹かれてたんだろうな。
Latte
Latte
ウパさん、マリカしましょ!
よくゲームに誘ってくれた。もともと人見知りで友達が居なかったけど、Latteさんはそんな俺にいつも構ってくれてた。
Latte
Latte
ウパさん、めめんともりさんが主催するアモアス村に応募しようと思うんですけど、良ければ一緒に応募しません?
俺がめめ村に入りたいと思ったきっかけもLatteさんが声をかけてくれたからだ。たくさんの応募コメントがある中、俺とLatteさんどっちも入ることになった時はツンデレなLatteさんも俺と一緒に喜んでたな。
煽り合いをしたり、よく喧嘩もしたけど、俺はLatteさんのことを嫌いになれず、逆にどんどん惹かれていった。Latteさんは何にも思ってないだろうけど。
でも、そんな俺の片想い生活はもう終わりだ。Latteさんにちゃんと思いを伝えて、この恋は終わりにする。
もともと、Latteさんには好きな人がいるらしい。だから、モテモテで中学の頃たくさん告白されてたにも関わらず断ってきてたのだ。Latteさんが好きな人はどうせそいつもLatteさんのことが好きなのだから、俺よりかはそいつの方がお似合いだ。
LINEにて
ウパパロン
ウパパロン
Latteさん、今日○○公園で会えません?
前はこんなことも容易に言えたのに、今では緊張するな。
Latte
Latte
いいですよ
すぐ返信が来る。Latteさんらしいな。
ウパパロン
ウパパロン
じゃあ、17時にお願いします
Latte
Latte
あ、ウパさーん!待ちました?
久しぶりに会う彼女は、とても可愛かった。同じ高校ではあるけれど、クラスや部活が違うので滅多に会えない。
ウパパロン
ウパパロン
いえ、大丈夫ですよ
Latte
Latte
ふふ、よそよそしいですね。あ、そうだ、ウパさんに言いたいことがあるんですよ。せっかくなのでベンチに座りましょ。
言いたいこと…なんだろう。見当もつかない。
ウパパロン
ウパパロン
で、言いたいことってなんですか?
とても気になる。心臓がバクバクしてる。
すると、Latteさんは顔を赤くし、躊躇いながらも言った。
Latte
Latte
ウパさんが好きです
小さい声だったが、その言葉ははっきりと俺の耳に残った。
ウパパロン
ウパパロン
俺も、ずっと前からLatteさんが好きです。付き合って欲しいです。
反射的にそう答えていた。普段はツンデレでお礼もまともに言っていないのに、今この瞬間だけは素直な気持ちを伝えている。
Latte
Latte
もちろんです、よろしくお願いしますね
ああ、俺は
ウパパロン
ウパパロン
今とても幸せだな。
そう声に出ていた。
Latte
Latte
私もですよ、ウパさん。
そう言いながら、彼女は俺に抱きついてくる。ずっと前から変わらない、小柄な体型。少しだけ低くなった綺麗な声。その全てに俺は包まれている。こんな幸せな時間が、今まであっただろうか。
近くなった彼女の唇に、そっとキスをした。
Runa
Runa
「無自覚な君に、今日も恋をする。」閲覧数2000回記念に新しい小説を作りました!
Runa
Runa
甘々な恋を書きたかったので先にこっちで出しちゃいました…!
Runa
Runa
こっちの小説の投稿頻度はあまり多くないと思いますがよろしくお願いします!
Runa
Runa
次回はiemonさんの回想シーンの予定です!では、ばいばい!

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