第12話

天使の救済
53
2024/02/04 11:00
かえもん
かえもん
ふぃー、怖かった!
秘書
秘書
そうだね、でも2人を助けれなかったのは辛いね
緑の人
緑の人
あとちょっとだったのに…
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
そうだな。今度は助けれるようにしないとな
かえもん
かえもん
でも…あいつって何者?
秘書
秘書
たしかに。鍵を持っているってことは重要な人なんじゃないの?
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
じゃあ主っていう可能性もあるな
かえもん
かえもん
主…気をつけて対処しないと
魔姫
魔姫
そうよ。あたくしはこの館の主なのよ
秘書
秘書
っひい!
かえもん
かえもん
いつのまに…?
魔姫
魔姫
さっきよ。あいつ等が脱走しないように、あんたたちにもここで消えてもらう!
時が止まって…
天使クロック
天使クロック
ふう、あいつ等を助けなきゃな
天使クロック
天使クロック
よし、移動させてっと
秘書
秘書
ん?ここは、どこ?
かえもん
かえもん
僕たち移動した覚えなんてないよね
天使クロック
天使クロック
私が移動させた
秘書
秘書
移動?
かえもん
かえもん
ありがとうございます!
天使クロック
天使クロック
そなたとは、久しぶりだな
かえもん
かえもん
そうだね
秘書
秘書
ひさしぶり…?
かえもん
かえもん
そう。前に一回会ったことがあったんだ
天使クロック
天使クロック
その時のことは本当に感謝しているぞ
かえもん
かえもん
どういたしまして!
秘書
秘書
あの、あなたは?
天使クロック
天使クロック
私は天使クロック。一つの村を守っている
かえもん
かえもん
その村が危機に陥ったとき、僕たちが助けたんだ
秘書
秘書
なるほど、それで…
緑の人
緑の人
でも、あなたは村を守ってなきゃいけないんじゃないの?
天使クロック
天使クロック
この辺から嫌な予感がしたからだ
秘書
秘書
嫌な予感…
天使クロック
天使クロック
まあ、天使の勘ってやつだ
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
お前は!
天使クロック
天使クロック
また会ったな
秘書
秘書
え、どういう関係なの?
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
こいつは我を天国に連れて行こうとするやつなんだ
天使クロック
天使クロック
こいつは頑固でなあ…
何回行って聞かせても言うことを聞かないんだ
秘書
秘書
言い争ってる場合じゃないの!
二人を助けなきゃ!
天使クロック
天使クロック
二人と言わず、四人だな
秘書
秘書
四人…?
天使クロック
天使クロック
そうだ。ここで働いている者二人が裏切ったそうだ
秘書
秘書
裏切った…
天使クロック
天使クロック
白いやつが呪いの解除の仕方を二人に教えたそうだ
秘書
秘書
局長が教えた…
天使クロック
天使クロック
解除は成功。二人は裏切りの罪で地下牢に閉じ込められたそうだ
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
なぁ、嫌な予感がするが…
緑の人
緑の人
たしかに
天使クロック
天使クロック
窓から外を見てみよ!
秘書
秘書
あ、ああ…
緑の人
緑の人
もうちょっと色が薄かったはずだよね…
秘書
秘書
それが今、真っ赤に染まっている…
魔姫
魔姫
やっぱり。思ったとおりだわ
緑の人
緑の人
う、うわあー!
魔姫
魔姫
追いつけたわよ、もう逃さない
時が止まって…
天使クロック
天使クロック
ふう、しつこいやつだ
ナイフを大量に設置する
天使クロック
天使クロック
時よ、動け
魔姫
魔姫
ギャーー!
魔姫
魔姫
こ、これじゃ全然効かないわ
天使クロック
天使クロック
少しはダメージを与えられたみたいだな
天使クロック
天使クロック
さあ悪魔よ、そこをどけ!
魔姫
魔姫
は、はい…
緑の人
緑の人
ありがとうございます
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
ふん、今回は感謝してやる
天使クロック
天使クロック
今回と言わず、何回でも感謝しろ
そして私の言うことを聞け!
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
聞くわけないじゃないか!
我は亡霊として永遠の命を生きるのだ!
かえもん
かえもん
もう死んでるじゃん
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
う、うるさい!
秘書
秘書
ありがとう!
天使クロック
天使クロック
どういたしましてだ
秘書
秘書
アサギ、助けないと
天使クロック
天使クロック
そうだな。私はいつでもそなた達の味方をしてやるぞ
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
…もういいぞ
天使クロック
天使クロック
じゃあお前だけは助けてやらない
キャプテン・スカル
キャプテン・スカル
いやだ
秘書
秘書
じゃあ今度こそ局長たちを助けに行こう!

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