私は今日から学校に通う。
でも、翔さ…翔くんがなかなか起きてこないので今から起こしに行く。
【 昨日⠀】
と、言うことがあった。
朝ごはんを食べ、制服に着替えて翔くんと家を出る。
学校まではそんなに遠くなく、歩いて10分程で着く。
話をしながら歩いていると誰かが後ろから声をかけてきた。
昂汰と呼ばれた男の子は翔くんの友達だろう。
昂汰さんはものすごく声が大きくてびっくりするけど嫌いじゃない。
3人で会話しながら…昂汰さんがほとんどひとりで話していたけど学校に着いた。
校舎に入り、私は職員室へ、昂汰さんと翔くんは教室へ向かう。
この学校は思ったよりも広く、職員室に行くまで少し時間がかかった。
職員室の扉をノックして
と言って入ると、先生が一斉にこっち側を見るのでびっくりした。
どうしたらいいのか分からないので固まっていると、優しそうな女の子先生が声をかけてくれた。
この人は担任で佐々木先生と言うらしい。
優しそうな人が担任でとっても安心した。
少し話しているとチャイムがなった。
と言われたのでついて行く。
2ーAと書かれた札がかかっている教室に着いた。
きっとここが私の教室だろう。
ガラガラ、と扉を引いて入っていく先生の後ろを歩く。
教室に入ると皆が静かに前を向いていた。
机と壁の間を移動して1番後ろの席に座る。
カバンの中から筆記用具などを出し、顔を上げると目の前には翔くんがいた。
知っている人がいるととっても安心する。
これからの学校生活、少し楽しみだなぁと思った。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。