は?
余りの驚きに俺はぽかんと口を開けた。
え、まさか俺たちそこからすれ違ってんの?
ハンソルが物凄い怖い顔でこちらへ引き返して来た。
なに
何なの
俺、ゲイだからって嫌われちゃうのか…??
思わず泣きかけたその時。
え、野放し?
ちょ、嫁!?
因みに俺には女友達が殆んど居ません…
目の据わったハンソルが恐ろしくて思わず声が裏返る。
ハンソルはおもむろに
テーブルの上へ裏面が白紙の広告を広げた。
ブツッ
電話の向こうで誰か喚いていたけど良いのだろうか。
さっきまでは出かけて欲しくなかったのに
今は何故だか出かけて欲しい…
何それ俺そんなところにホクロあるの!?
初耳なんだけど!!
ヒョンの名前も書かされる羽目になった。
距離を置こうだなんて言ってた俺が遠い昔に思える。
実際は十数分前だが…
壁には俺の友人やらバイト先の同僚やら
約十数人の男の名前が書かれた広告が貼り付けられていた。
こんな風にちゃんと
嫉妬したりしてくれるんだって分かって
実はすげー嬉しいし。
思わずニヤついてしまう俺の口角がひくりと動いた。
やっぱ、俺はハンソルが大好きだ。
-END-
可愛い感じに
書いてみましたww
どうでしたかね?
ソラブーリクエスト
ありがとうございました\(^^)/
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!