あなたの下の名前side
普通に考えて
ネズミは、
目標地点まであと少し
チャカにサイレンサーの装着完了、
装填準備完了
時間稼ぎ、
ブーッブーッ…
ポケットに入れておいたスマホが鳴る、
名探偵に言われてたので
取り出そうか
上手くいくといいけど、
もし私が普通の会社員なら、
仕事の話を正当な理由なく聞けないはず
なら、着いてこないでしょう
というか着いてこないで欲しい
名探偵は向こうに行ったか、
さて、
ちょっとした事件でもしようか
この時間
この角度
この時差で……
んふ、ぱーふぇくと
名探偵side
数分前に出会った人、
何でも
だってさ、
でも嘘だと思うんだ
なんて言うか
焦り方と目の動きとか
若干違う
声の震え方も違う、
全部が違って作られている
そして何より、
あなたの名字あなたの下の名前に似ている
雰囲気が違うけどね、
これが演技なんだとは分かるんだけど
それを決定する証拠も情報も少ない
やはり、、、、
指輪は嘘の話か
その刹那、
退勤ラッシュの中で
悲鳴が響き渡る
目の前で
探偵社員の目の前で、
一般人が打たれたのだ
それも3人
喚く者もいれば
何もわからない者もいれば
口から血を吐く者もいた
これは、
発砲された場所は分からないけど
角度からして
傍から見れば探偵社が打ったように見える
各自はその言葉を聞いて
自らやるべき事をこなしにいった
僕が今やるべき事
探偵社員としても
名探偵としても
やらなければならない事、
それは犯人探し
先程の発言と矛盾しているかもしれないが、
他の皆も僕が犯人を探すのを分かってるはず
そして犯人
でもそれは、ほぼ確信が着いている
直ぐに推理に取り掛かる
導き出された答え、
それは_____
そう、
彼女だ
あなたの名字あなたの下の名前がやったとしか思えない
というのに、
あなたの下の名前side
ネズミというのは、
誰にも見られないような場所に住んでます
それでは皆様
ネズミは任務場所から
逃げさせていただきます
あぁ、そうだ
アンケート
あの時書いた御手紙、内容を思い出そうかな
思い出す
77%
思い出せ
23%
投票数: 172票











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。