第41話

相談
1,412
2022/06/14 13:47
僕とさとみくんで食堂へと向かい、端の方の席で僕が何をしていたか。とか、夢の内容とかを話したりした。

もちろん、るぅとくんの名前は伏せた。
S
S
ふぅん〜なるほどね。
その大切な人とやらが、遠くに行ってしまった夢を見たと…
C
…うん……え、てかさ。
S
S
ん?
僕はずっと引っかかっていたことを質問した。
C
さとみくん、寮じゃなくて、自分の家に帰ってるんでしょ…?なんでここにいるの?
彼は少し驚いた顔をして、
S
S
あれー、聞いてなかったのか。
俺今日から寮に入ることになったんだよ。あ、ちなみに莉犬も一緒に。
と。
いや、みんな知らないでしょ…

女子たちは別として。
C
いやみんな知らんだろ…w
でも、莉犬くんも一緒なのか〜!
S
S
あぁ、俺が行くって言ったら、じゃあ俺もーって。
C
へぇー。さとみくんのこと大好きなんだね!
S
S
まぁ随分と長い付き合いだからなw
S
S
そんなことより、お前の夢の話な。
C
あ、そうだった…
さとみくんは、急にスマホを取り出して、何かを調べ始めた。
C
…?
何してるの?
S
S
へぇ〜〜…
C
え、何何怖いんだけど…w
S
S
お前がその夢を見た理由がわかったかも。
C
え、ほんとに?
S
S
その、ころんの言う大切な人と、ころんとの関係を少し不安に感じてるんじゃないか?
C
……あ。
たしかにそうかもしれない。
現に僕は、るぅとくんのあの笑顔を見て、るぅとくん自身とどう接すればいいかをずっと考えてた部分はある。
C
……確かに…そう…かも…
S
S
やっぱりな笑
お前は多分、気持ちに左右されやすいから夢にも出やすいんだろうけどw
C
うぅ…ご最もです…w
それほどピュアなんだろうな。
と、笑いながらさとみくんは席を立った。
C
あれ、どっか行くの?
S
S
ん?いや、お前今何時だと思ってるんだよw
C
あ…w
そうだった。
話に夢中で今が夜中だということを忘れていた。
S
S
じゃ、俺はもう寝るわ、おやすみ〜
C
うんw
なんか色々とありがとねw
S
S
…うん
さとみくんはニカッと笑いそのまま帰って行った。



C
……不安に感じている…か
僕が食堂の席に座ったまま俯いていると、ガタンっと前の椅子に誰かが座った。

もしかして、うるさくて注意しにきたのかな…
C
あ、あの、すみませ…
















R
こんな時間まで何してるんですか?(ニコッ
C
…え、あ…
僕はさっきまでさとみくんとしていた話の内容を思い出し、上手く喋れないでいた。


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