棚に置いたプリントを見る
そうまは一緒にプリントを見ようとしゆんの後ろから抱きついた
……
長い沈黙
しゆんは無意識に褒めてくれるだろうと思っていたので何も言わないことに驚いた
ニヤつきながら問う
するとしゆんは下を向きながら黙り込んでしまった
しゆんに近づく
遠慮がちに両手を広げた
ご主人様が言ってくれなかったせいだ
ご主人様がいつも甘やかすせいだ
そう心の中で言いながらそうまの胸に飛び込んだ
満足したのかしゆんの声に勢いがある
しゆんは執事の階級テストを受ける
合宿に行く人だけが申し込めるものだ
合宿に行けるのは旦那様がいる執事だけ
毎年50人受け2人、1人だいたいは0だ
そのぐらいレベルが高い
終わったのか扉を乱暴にあけ椅子に座っているしゆんに抱きつく
ここは図書館だ
周りには執事が多数人いる
ということはしゆんは痛い視線を浴びなければならない
パタン
急いでテストの本をとじた
旦那様に見せることは禁止されているからだ
知られては困ることが多く書いてある
拗ねてしまった
急いで片付けもう図書館を出ようとしているそうまを追いかける
しゆんの身に何がおこるのだろうか












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!