夏休みが明け
今日から新学期が始まった
ハンソルと付き合ってる?
夏祭りのこと勘違いされたのかな
仕方ないよね…
でも、卒業するまではユナにも先生とのことは内緒にしておこう
どうしよう…
もし先生の耳に入ったら
ハンソルが私に挨拶をしただけで教室が大騒ぎ
ハンソルは不思議そうに私を見て、小さく笑った
どうか先生の耳には入りませんように
そう祈っていると先生が教室に入ってきた
相変わらずカッコいい先生
始業式でスーツ姿
この姿に見惚れない人はいないだろうな
見惚れているとパッと目が合って片方の眉を上げた先生
ドキッと心臓がなったけど
ハンソルとの件もあってか笑顔はぎこちないものだったかもしれない
クラスのお調子者の男子がそう言った
ハンソルは何も言わないし、
さっき話したこともあって私も何も言えなくてただ俯いてしまった
先生はきっと私のために言ってくれた
でも、その言葉が今の私には一番辛くて涙が出そうになって教室を出た
ユナが心配そうに呼ぶけど、話せるわけもなくて屋上まで逃げた
チャイムがなって少しすると
走る足音が聞こえて誰かが屋上まで登ってきていることが分かった
先生…
勢いよく扉が開いて肩で息をしながら私を呼んだのは
息を整えながら私にそう言うハンソルの目は悲しげで
私の頬にある涙の痕をなぞりながら
そう言った
ハンソルに先生としたことも、図書館で話したことも
全部全部そのままで話した
私が話してる間ずっとハンソルは悔しそうに拳を握りしめていた
ハンソルは私の頭を撫でながら
そう優しく言った














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!