ハンソルに全部話した後
心の中にあった重たい何かがなくなった気がした
でも、まだ先生には会いたくない
今回は私が悪かっただろうけど
ハンソルは温かい手で私の手を包んで
優しく微笑んでそう言った
次の授業は国語だからゆっくりできる
予想もしてなかった
国語の先生がお休みで自習監督がウォヌ先生なんて
ハンソルも私を心配そうに見ている
ハンソルがこっそり私の方に来て
チラッと先生の方を見ても
本に集中していてこちらに興味がなさそうだった
ハンソルも席に戻って自習を始めた
ワークを広げるものの先生のことが気になって進まない
もう一度チラッと見てみるとパッと目が合った
でも、すぐにそらされた目
ダメだ…また泣きそうになってきた
バレないように机に伏せる
少しするとトントンと肩を叩かれた
ハンソルが心配してきてくれたのかな
叩かれた方向に顔を傾けると
珍しく眉を下げた先生が私の顔を覗いていた
それだけ言うとまた前に戻ってしまう先生
それが今はどうしても寂しくて先生のスーツの裾を掴んでいた
驚いたという顔で私を見た先生は
すぐにまた私の隣にしゃがんでバレないようにそっと手を握ってくれた
優しく微笑んだ先生に今すぐ抱き着きたいけど
それは放課後まで隠しておくことにした
授業が終わるとハンソルがすぐ私の方にやってきた
ハンソルは優しく笑って私の頭を撫でた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。