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部屋が 狭く 、カーテンが 閉められているので
朝か どうか 判断が つかない 。
とりあえず 目が 覚めたので 壁を 伝って
手探りで ドアノブを 探す 。
そのまま ドアノブに 手を かける 。
部屋を 出て ぼんやりと したままの 視界で
フラフラと 歩くと 広い場所に出た 。
窓からの 光か 、天井の 照明か 。
どうやら 朝の ようだった 。
正確な 時間 までは わからないが 。
眩しくて 何度か 瞬きをして
やっと なんとなく 前が 見えるように なる 。
何と 言ったら いいのだろうか 。
汚い訳では無いが 整理されているという
訳でもない 。
昨日は 気づかなかった 。
大量の椅子と机 。乱雑に 置かれた 書類の束 。
奥には キッチン 。
全体的に 壁やら 照明やらが ベージュを
帯びていて 、あまり 警察署には 見えない 。
ぼーっと 立っていると 後ろから 声がした 。
.... 眠い 、面倒くさい 、
.... 誰 .... 、
誰だか 分からないけど
助け舟 だと 勝手に 解釈して
朝食を 拒否することにした 。
後ろで 何か 言っているが
無視 して 先程の 仮眠室 に 戻る 。
..... 人と 話すと 気が疲れる 、
もう一度 布団に 倒れこんで
枕に 顔を 埋める 。
.... 人と 話した せいで 眠気が 覚めてしまって
二度寝は できそうに ない 。
段々と 脳が 活動を 始めてしまうと
断片的に 、少しずつ 昨日の 記憶が
浮かび上がってくる 。
弱音を吐いて 、ここに居たい だなんて
言った 自分を 思い出してしまって 、
再び 枕に 深く 顔を 埋める 。
.... 疲れていたからだ 。
.... 眠かったからだ 。
だから あんな 言葉が 出たんだ 、と
自分に 言い聞かせる 。
それなのに 、今すぐ
『 昨日のことは 無しにして
自分を 施設に 入れてくれ 』
と 言いに 行けない 自分が 酷く 惨めに 思えた 。
>>> 〖 伊吹 side 〗
せっかく 俺が ご飯 つくろうと
思ってたのに 、邪魔しやがった こいつ 。
いや 、全然 仲良くないっすよ 隊長 。
まじで 。
いや .... だって あいつ どうせ あんま 俺に
言ってくれないし ...。
... 何で 陣馬さんには 言って
俺には 言ってくれないんだよ ... !?
あぶね 、言い忘れる とこだった 、
.... 志摩が 抱きつかれてた ことは 黙っとこ 。
どうやら 確認を しに来ただけだったようで 、
俺が 答えると 、すぐに 隊長は 分駐所を
出ていった 。
どうやら 結構 俺は 嫌われている 、というか
避けられてるっぽい のは わかった 。
..... 志摩より 俺の方が 話しやすいと
思うんだけどな 、
あと 、俺の方が 優しいし 、うん 。
色々 やってみないことには わからない 。
とりあえず 会話をしよう 、
話して みないことには 好きなことも 、
嫌いなことも 、何も わからない 。
そう思って 彼女のいる
仮眠室の 扉に 手をかけた 。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。