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第39話

#39
佐久間side


「ただいま」



マンションに帰ってあなたの荷物をバラす。




「これここに置いてもいい?」



「いいよー、ってなにそれ」



「家族」



あなたが手にしていたのは、幸せそうに笑う幼いあなたを囲う家族の写真だった。




「お兄ちゃんがくれたの。」


「優しそうなお母さんだね」


「うん、また会いたいな...」



悲しそうに笑うあなたを強く抱きしめる。




「会えるよ、必ず」



「...うん」




あなたのお母さんが今どこにいるのか。そもそも生きているのか。



俺にはわからない。あなたにもわからない。



でも信じたいと思った。あなたがどこかでまた母親と会えることを。大好きな家族とまた4人で笑い合えることを。




「あなた?」



「ん?」



「大好きだよ」



そう言うと彼女は、決まって少し顔を赤らめがら



「私も大好き」



と言うんだ。