第511話

511話 弱音
2,703
2020/03/16 14:59
次の日の朝





ガチャ


東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ねぇ廉
廉
何?
海人
海人
(うわっ…久しぶりに起きてきたと思ったら、凄い嫌な雰囲気…)
海人
海人
(てかあなた、少しやつれた?)
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
しばらく距離置こ
海人
海人
えっ!?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
まぁ、もう充分距離は置いてるから、
別れたいなら、別れよ
玄樹
玄樹
ねぇ…今日空気まずくない…
ってあなた!?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
おはよ。玄樹
玄樹
玄樹
あっ、う、うん
玄樹
玄樹
な、何これ…コソッ
海人
海人
いや、今ちょっとやばい…コソッ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もしあれなら、私が熱愛出したことに
していいから
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
皆あんな、クソみたいなデマ
信じちゃってるしさ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もう限界。ごめん
海人
海人
ちょ…あなた…
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
現実逃避も、もう追いつかないから…
廉
俺も、少し距離置くのは考えてた…
玄樹
玄樹
えっ…?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
私しばらく、この家出る
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
もしこのまま自然消滅しても、
恨みっこなしね
廉
おん










私は、そのまま廊下に出た。







ボンッ



紫耀
紫耀
あっ、ごめ………!?
紫耀
紫耀
あなた…
紫耀
紫耀
ギュッ






紫耀side


朝起きてきて、リビングに向かってると、

前から来た誰かにぶつかって、

謝ろうとしたら、

それは、あなただった。





一瞬で分かった。



あなたは泣いていた。











俺は、本当に泣いてるあなたに弱くて、

すぐに抱き締めてしまう。





東 〇〇〇
東 〇〇〇
紫耀…もうダメみたい私……



ほとんど見ない、あなたの弱音に、

俺も、つい本音が出てしまう…




紫耀
紫耀
だから俺にしろって…
紫耀
紫耀
俺なら絶対こんなことしねぇから…































































リビング


海人
海人
廉!?何言ってるの!?
廉
あなたの為にも、
しばらくは距離置いた方がええねん…
廉
見たやろ、あのデマの噂
玄樹
玄樹
見たけど…
廉
あれ流したの、多分あの無理やり
キスしてきた女や…
廉
この間から、時々付きまとわれてるし、今のところは何とか巻いてるけど、ここがバレるのも、時間の問題やろ…
廉
それでまた写真なんか盗られたら、
またあなたが叩かれるやろ…
じん
じん
それってもう、犯罪じゃないの?
海人
海人
ビクッ!?いつから居たの!?
じん
じん
玄樹の少し後に来たけど、
廊下で話聞いてた
廉
いや、ガチで俺も限界…
廉
熱愛報道も、あなたのデマのことも
玄樹
玄樹
あまりにも状況が悪化しすぎたよね…
海人
海人
あなたもほんと可哀想だけどね…
海人
海人
ただ厄介なことに巻き込まれて、
デマで世間から叩かれて…
じん
じん
まぁ、自分との熱愛報道ならまだしも、知らない女との熱愛で、叩かれるのは辛すぎるでしょ…
じん
じん
ましてや自分が彼女なんだから
廉
俺も少し1人になるわ…





そして、廉とあなたの間は、

どんどん広がっていくのであった。




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