第52話

#51
139
2025/08/21 08:00 更新





こたき
、、、、あ...ごめん!






あなた
、、、、、ん...?









必死についていきながらチラッと久しぶりに目が合った彼は慌てて振り返る













こたき
あ、、、、いや...その...
俺なんも気にせんと歩いとったから...














そもそも足の長さが全然ちゃうし並んで歩けるわけないわなぁ...しかも浴衣やし...
















あなた
いや///...ええよ?笑...別に....









それでも彼はまた謝りながら少し困ったようにこっちを見て笑って...














ドクン..._













あぁ、、、、なんやろ...痛いな...













こたき
ん?、、、あ...
合流できなそうやから流星とみきちゃんふたりで......周るって.........え///...?








あなた
あ、、、そうなんや...









と携帯を見ながらそう声をかけられなんて言っていいのかわからず口が止まる...























こたき
と、とりあえず...もう少し店見て周ろか?






あなた
、、、、せやね...



























こたき
、、、、、、、、










あなた
、、、、、、、、

















チラチラと目線はすぐ隣に並ぶ彼に行くけど、なんだか会話は始まらず...













さっきからずっと...胸の奥がチクチクと小さく痛くて

















え、、、何話そう、、、、















のんちゃんもさっきから黙ったままやし...やっぱみきと...








こたき
あ!...金魚すくいあるやん!







あなた
ぅえ///?、、、あ...ほんまやね










ドキッ..._











とずっと痛かったところも彼のそんな笑顔で一瞬にしてまた違う痛みを伴ってうるさくなる












こたき
やろうや!、、、あ...
ああいうんは好きやない?





あなた
いや///、、、そんなことないで?笑
お祭り来たら絶対やる!...やろう?








とお店しか見られずずんずんと前へと進む








こたき
おぉ...ならよかった...笑






























あなた
え〜めっちゃ久しぶりなんやけど...








とすくう感覚を思い出しながらポイを持って何度もイメトレをする










こたき
なぁ...勝負しようや!





あなた
.....ええよ!あんま自信ないけど...笑







さらに気合が入った私はじっ...と長方形の桶の中でふよふよと泳ぐ赤や黒の金魚たちを睨む














こたき
ふっ...笑、、、、
袖気ぃつけや?







そう言いながら袖を少し上げてくれる彼との距離はかなり近くて...







あなた
ッ///!....ありがとう...








と言うのが精一杯な私は急いで袖を少しまくり、また目の前の金魚たちに集中した









こたき
しょ、勝負やからなッ!...





























ぱしゃん..._















あなた
あぁッ!、、、全然あかん...5匹や...









いつの間にか夢中になって金魚を追いかけていて、破れたポイを返しながら器の中を確認する

















こたき
あ"ぁ〜〜ッ!....
え!?あなたちゃん5匹!?
俺3匹やぁ〜...うぅっ...負けたぁッ...





あなた
うそ!やった〜!笑
ってのんちゃんおっきい黒デメキン捕まえとるやん!?すごッ!!





こたき
やっぱ大きいの捕まえたくなるやん?笑
コレすくったら速攻で破れたわ笑




あなた
えー!ほんますごい!
逃すんもったいないなぁ笑
あ写真撮ろうや!





こたき
ええね!記念に撮ろ撮ろ!






とのんちゃんは携帯を持ち長い腕を上へと伸ばす








こたき
もうちょいこっち来て?





あなた
こっち///?





こたき
そうそう!撮るで〜
ハイチーズ!、、、おぉええやん...





あなた
ほんまに?あ...ええやん!
やっぱあのデメキンちゃん存在感あるなぁ笑
後で送ってな?







こたき
おぉ...笑、、、









なんだかそんなことをしてたらこの距離感にも慣れ少しだけ...いつも通り話せるようになってきた













あなた
あ、、、そろそろ花火もあるし買うもん買って席取らな!








こたき
おぉ!せやね!なにがええかなぁ〜






あなた
............ふふっ...笑









楽しそうにキョロキョロする彼の横顔を見ながら、私たちはまた並んで歩き出した







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