人の波に乗って進んでいくと祭囃子が聞こえ出し
お祭り会場はいろんな出店がずらりと並んでいて
その明るさと人の熱気がそれはもうすごかった
お祭りの雰囲気に自然とテンションが上がる私はまだみきがいてくれるのもあり
気持ちはこの後のことより出店の方に向いていた
みきはもうそれどころではなさそうやけど...笑
うん、、、、、うち...大丈夫やない?
これならこのあとのんちゃんとふたりになっても大丈夫やろ!
まあ、、、、、前しか見られへんけど...
と心ここに在らずなみきの腕を取り笑顔を向ける
ぎゅっと腕を絡め少し笑顔が戻ったみきとともに歩き出した
たこ焼きも食べ終え
わたあめの文字を見たら食べたくなってしまい、棒の先についたカラフルでふわふわとしたわたあめをみきと持ちながら3人で歩く
と勝手にあがる頬そのままに彼の方を向く
一瞬止まったように見えたけどすぐにふっと微笑みながら頷く彼に
キュッ...と胸が掴まれあわてて目の前のわたあめをひとくち口の中に入れ溶かしていく
グイッ...と急に腕を引っ張られ
と携帯を見ながらみきはつぶやいた
取り出して見てみるとグループラインに流星から終わって今向かっとる〜と送られてきていた
私はグッと頬を上げ、気合を入れているみきの腕にぎゅっと力を入れてから離す
と目線を泳がせながら向かったみきに笑顔で手を振るとその背中はあっという間に人混みに消えていった
、、、、、、、、、、、あ...
そうやった///.....え、、、、これからどないしょ...
あ、、、、、、、、、
そっか、、、、、のんちゃん...
みきと 周りたかったり...するんかな...?
私はいろんな気を紛らわすため、わたあめをまた一口かじりチラッと横を見るけど
のんちゃんは前を向いたままで、横顔は笑ってるみたいやけど...
気づけば私ははぐれないようとその横を歩くのに必死になっていた...











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。