第53話

#52
153
2025/08/22 08:00 更新







こたき
ん!これもうまっ!ちょ食べてみ?








あなた
ん!ほんまや!美味しい!









ここら辺でええか...と適当に決めた芝生の上に並んで座り、買ったものを広げパクパクと食べ進めていく
















あなた
ん〜やっぱええなぁ〜
うちお祭り大好きなんよ!








こたき
俺も!ええよな〜こういうの笑









あなた
うん!せやからうち夏が1番好き!
のんちゃんはどの季節が好きなん?







こたき
ん〜俺も夏かなぁ?
いや...最近暑すぎるからなぁ...
秋とかもええなぁ〜







あなた
あぁ〜確かに最近暑すぎや〜







こたき
俺な?子供の頃から花火好きでずっと花火師になる!って言うてたんやで?笑






あなた
そうなんや!
今はちゃうの?







こたき
今は...なんやろな...?笑
あなたちゃんは?小さい頃の夢はなんやったん?








あなた
ん〜うちはなんやろ...
ケーキ屋さん...とかかな?笑





こたき
ちっさい頃から甘いもん好きなんやな笑








あなた
そうやね笑




こたき
あ...苦手な味とかあるん?





あなた
苦手な味?え〜なんやろ...











なんて他愛もない話をしながら...










それでも隣に並んで笑い合っているのが楽しくて










少しずつでも彼のことが知れるのが嬉しくて























あなた
あ、、、、、、








ふと花火まだかなぁ〜なんて見上げた夜空には














薄らと光る細い三日月が浮かんでいた



















あなた
 月が浮かぶ夜空に... 
気付けばきみを映してるよ〜♪








それは最近彼を想いながら月を見ると自然と頭の中に流れてくるメロディーで...











あなた
ッ///、、、、、











ん...?え...今うち.......歌ってた?










と横をチラッと見るが
















こたき
うまっ、、、、、、、








彼は美味しそうに焼きそばを頬張っていて...











あなた
..............ふぅ〜〜.....









なんてバクバクと詰まっていた息を小さく吐き出す













あなた
あ!、、、、、





こたき
ん...?、、、











さっき撮った写真のことを思い出し、送ってもらおうと携帯の画面をつけるともうそろそろ花火が上がる時間になっていた









あなた
あ、、、いや///!
もうすぐ...花火上がる時間やね!








と急いでまた空を見上げる























こたき
あぁ、、、、、せやね...









と彼がつぶやくとすぐに光の筋が上がり始め



















バン...ババンッ..._














あなた
うわぁ!...綺麗....









ずっと痛いほどにうるさかった胸は花火の振動にかき消され












色鮮やかに眩しい光が空一面に次々と広がっていって

























あなた
うわぁ〜.......













こたき
.....................













私はすぐにその光に夢中になり、ずっと空を見上げていた




































あなた
あぁ〜...花火めっちゃ綺麗やったね...







こたき
、、、、、、おぉ...







と一斉に動き出した人の流れを待ちながらぼーっと眺める




















こたき
 あのッ...
あなた
そろそろ...行く?







私はなんだかまた漂い出す沈黙に耐えられずそう声をかける












こたき
あ、、、、、せやね...笑






と笑う彼をチラッと見てまたやられながら、ゆっくりと立ち上がり並んで歩き出す













あなた
、、、、、、、







こたき
、、、、、、、












なんか.......またちょっと気まずいやん...











ほんまは帰りたくないんやけどなぁ〜...










あぁ〜何話そ...













なんて考えながら歩いていると

















人混みの中によく見る背中を見つけて...











こたき
あのッ!...
あなた
あッ!あれ!...買いたい!





とまたチクチク痛くなる胸を掻き消すように









咄嗟にそう言いながら少し並んでいるお店をなんでもいいからと指差した















こたき
え...?、、、ええけど...
ほんまに好きなんやね笑







あなた
え...?、、、、あ...









指差した先の出店にはヒラヒラと光る 

















わたあめ の文字が並んでいて











あなた
や...やっぱり最後はコレやろ?笑







と硬く笑いながら彼を見ると











彼はふわっ...と優しく笑っていて












あなた
ッ///、、、、、






こたき
あ...はよせんと列どんどん伸びてるで?







あなた
あ...ほんまや!






いや...むしろもっと並んでもええかも...










なんて思いながら大股で進む彼の後を小走りで追いかけた



























あなた
ん〜美味しい!







こたき
ふっ...笑、、、
それはよかった笑










短い列だったがなぜかやっぱりさっきみたいに話は弾まず













また始まった沈黙に少し気まずさを感じていた私はすぐに手渡されたわたあめを口にして歩き出した




















あなた
///、、、、、、






こたき
、、、、、、、










でもこれまたなぜかさっきと違ってチラチラと横を見ると












かなりの確率で彼と目が合い必死に頬を上げるがまたさらに気まずさが増え





















薄暗い帰り道をゆっくりと進みながら...
















あぁ、、、、、、もうほんまに...帰っちゃうんか...



















と気持ちとは裏腹に徐々に棒の先は小さくなっていく
































こたき
あの...あなたちゃん.....







あなた
ッ///、、、、、ん...?









私は残していた最後のわたがしを咄嗟にパクッと口に含み















あ、、、、、、なくなっちゃった...















とまた胸がキュッ...となりながらゆっくり横を向く

























こたき
、、、、"_____"...

















あなた
え///...?、、、、、
























水色にはなびらの浴衣がこの世で一番

似合うのはたぶん君だと思う

よく誘えた 泣きそうだ〜♪






はい...ここまでご覧いただきありがとうございました🙇‍♀️


いつもいいね🤍もありがとうございます😊✨




夏祭り編...これで終わりとなりますが、思ったよりも長くなってしまいました...笑






これの🩷sideはぜひ...

  "わたがし"

をお聴きになってもらえたらな...なんて...

たまにはこんなのもアリですか?🫣


次はまた書けたら更新します🙇‍♀️

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