その優しく力強い眼差しからなぜか目が逸らせず...
ほんまは言いたい...
誰かに聞いて欲しい...
頑張って...どきどきしながら気持ち伝えたこと
伝えたらスッキリするやろって思てめっちゃ頑張ったこと
伝えたのに..........全然スッキリせぇへんこと...
と彼の眉が下がり目尻が優しく細くなる
マスター「お〜い!あと俺らでやるからふたりとももう上がってええよ〜」
にっと口を大きく引いて彼はまた優しく笑った
カランカラン..._
着替えも済ませふたりで挨拶しながら喫茶店を出る
話したいのになんて言ったらいいかわからなくて...
言葉がのどに詰まっていく
しげちゃんはとなりでそんなうちのこと待っててくれて...
その優しさに違う何かが込み上げてくる
と自販機をキョロキョロと眺める
適当なベンチに座り買ってもらったサイダーの缶をじっと見つめながらそう勢いよく言葉にする
と吐き出した言葉は徐々に小さく萎んでいく
思わず顔を上げると彼はまっすぐ前を見つめたままで...
ともう今日何度目かわからない優しい笑顔を向けられ胸が熱くなる
ドキッ..._
彼の優しい瞳が真剣な眼差しに変わり、真っ直ぐに見つめられると胸の奥が大きく跳ねる
いや、、、、、、まさか...なぁ?
ぽんぽん...と頭を優しく撫でられずっと耐えていたものが目から溢れ出してくる
やっぱり...流星くんに会いたい...
今まで通り友達としてでええから...みんなで笑い合ってたい...
気づけば重く沈んでいた気持ちは上がり、なんだかいつものように笑えている気がした...











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。