「そう。オレはごさいでたいががさんさい」
「そうなのか」
マンションに着いてここだよとじゅりにいいい、顔を伺ってみると先ほどよりも緊張が解けていたような気がした
家の中に入りまずじゅり達をソファーに座らせてから家にたまたまあったオレンジジュースと少しのお菓子を出した
「これ、、、いいの?」
「うん、いいんだよ」
じゅりがコップを手に取った
そうだ、
俺はじゅりが飲んでる間にしまってあった一枚の布団を持ってきてリビングに敷いた
「たいがここで寝させちゃいな」
というと
「オレたいがのこといまは離したくない」
と目を見て行ってきた
たいが全然起きないしじゅりも相当疲れているんだろうと思い「じゅりも一緒に寝ちゃえば?」と言えばそそくさに布団に入ってたいがを抱きしめながら布団に入っていった
「ほくと、、、ありがとう」
「いいえ〜おやすみ」
といいじゅりのお腹を一定のリズムでよく母さんがやってくれてたようにトントンとやっていたらすぐ寝てしまった
俺はまずどうしようか、とりあえず友人である髙地に電話をかけた
事を話すとすぐに家に来てくれた
まあ家近いからね
それから高地と話し合ったこれからどうするかーー、
とりあえず高地が色んな署にいってじゅりとたいがのことをなんやらしてくれるらしい
なんやかんやあり高地が署に向かって行ったあと
布団がモゾモゾと動き出した
そろそろ起きるか?と思い上からのぞいた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。