昼間、うりさんがしゃがんでたから
どうしたんやろって思って話しかけに行った。
その会話の流れで思わせぶりなことを
言ってしまったと気づいたのは
うりさんの赤くなった耳を見てから。
思いに応えられるわけでもないくせに、
あんな期待させるような言い方は無かったよね。
ごめんね。
うりさんはああ言ってくれたけど、
私は自分のことを誇れる人間だと思えないよ。
変わりたいのに変われない
メンバーへの頼り方なんて今更わからない、
落ち込んだときはいつも夜のベランダで外の空気を吸う。
夜の空気は私の存在を包み込んで嫌な気持ちごと
消してくれる、そう感じれて心が楽になるから。
でもなんでだろう。
いつもみたいにすっきりしないのは。
胸が苦しい、
どうしよう、
言ってもいいんかな?
こんな私知られたら嫌われないかな?
そんなことを考えてると、目が合った。
俯いてる私に合わせて、
じゃぱぱさんが少し屈んでくれたみたい。
嫌だな、そんな優しい目で見ないで欲しい。
違う
違うの
じゃぱぱさん
いっそのこと突き放してくれればいいのに。
そうすれば気持ちが切り替えられるから、
迷惑もかけないですむから、
だから
あーあ終わっちゃった、
でも不思議と後悔はない。
涙は溢れるし、失恋の辛さはあるけど、
勇気を出せた、変われたことの喜びが上回ってる。
自分のことをやっと少し好きになれた気がする。
これもじゃぱぱさんのおかげかな、?
ありがとう、
私の大好きな人。
そしてさようなら、
明日からはメンバーとして普通に接するから、
今日だけはあなたのことを考えていてもいいかな?
それくらいは許してね















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。