第4話

憧れスパークル4
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2018/01/20 04:02
「ほんとに雄英受けるの?」



またこの夢だ。


オレは、この夢が夢だって自分でわかっている。

明晰夢ってやつだけど、いつも不思議だなと思う。


『…受けるって言ってるだろ』

一応用意してくれている朝ごはんが、ホカホカと湯気を上げている。

これもいつもの風景だ、とふいに懐かしく思った。


「どうしてそんなにこだわるのよ」


母さんはそう言う。

こんな話もしたなぁって、遠い記憶を遡りながら味噌汁をすする。


『母さんは分かってくれないから』


そう小さく〝いつもの言葉〟を呟くと、母さんの機嫌は露骨に悪くなった。


「…いつもそうやって…」


「女の子らしい女の子に、育てようと思ったのに」



〝お母さん〟の顔が、くしゃりと歪む。




…ああ、やめて。

〝オレ〟を否定しないでくれ。





「どうしてお前は…」

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