あなたside
時は経ち、放課後
私は今、教頭室の真ん前に立っている
出来るならば話したくない
なんで自身の上司とこんな話をしなくてはならないのだ
もしかしたらここの職場から飛ばされるかもしれないし、教頭の権力で退職まで...?
ひええええええ....
...寄るのを忘れていたことにすればいいか?
社会人として最低なことを考え始めた
........
うん、そうしよう。
今まで頑張ってきたのだ、少しくらい嘘をついたとて何かバチがあたるなどないだろう
バチがあたるにしてもつきたい嘘である
教頭を横目に見て、そわそわしながら通り過ぎる
後ろを見ながら音を立てずに前へ進めば、もちろん少しずつ教頭室は遠ざかっていって
なんとなくほっとして前を向いたところで
なにかにぶつかった
じわじわと彼は詰めてきて、私はもちろん遠ざかって
ついには教頭室の扉が横に来た
言わずもがな、抵抗する余地もなく
私は教頭室に連行された
バチが当たるのが早すぎるよ神様.......
にこにこした顔でそう言う彼
なぜ早々に壁ドンをされているのか、私にも理解不能だ
もしかしたら!おそらくないがもしかしたら!
別の案件の可能性もあるので、とぼけておく
ここで可能性が0になった
確実にアウトである___
なんでもないかのように話す彼
この男は本当に掴めない人だと実感する
こういうのは深夜投稿に限る
じゃないと更新できない













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。