第28話

 .
1,261
2024/03/21 13:52 更新




























カフェでご飯を食べている最中も 、その後公園で日向ぼっこをしている最中も

時間は依然としてゆっくりと流れていて











俺はあなたの顔を見つめながら話を聞いて

お互いの嫌いなことや好きなことを話したりして .

笑う時にちょっと口を手で隠すところとか 、側で遊んでいる小さい子のシャボン玉を楽しそうに見ているところとか











彼女の隣にいるのは本当に楽しかったし 、癒されたし 、

これからもきっとあなたとの予定があれば

きつい平日の仕事を乗り越えてやっていく原動力になるだろうなと思った













と 、同時にあなたが好きというただそれだけの感情より

どんどん沼にハマっていく感覚に陥る










俺だけが魅力を知っている 、と思わせるのが上手いあなたは

もちろん他の男がいる素振りなんて全く見せない素敵な女性だったけど

それでもまだ尚不安になるくらいだ













そして 、デートを重ねていくうちにどんどん増えていくふざけた会話の数 .

初めはすごく丁寧で堅い話が多かったけれど

丁寧さや上品さを失わないまま面白い話ができ 、

嫌いなもののセンスが合うところが更に虜にさせる













完全に絆されているし 、ペースを乱されている

悔しながらも気持ち良い

2歳上の女性と付き合っている男性なら分かってくれると思う













公園デートの次は映画 、ランチ 、ディナーなど2ヶ月で10回くらい遊んだ

ディナーを食べた日の帰り .













「 またね 、」












家まで送ると言い張った

あなたはアパートの玄関のところで振り返る












「 次いつにする? 」

「 ... 後でスケジュール確認して送るね 、家デートとかはどう 、? 」

「 めっちゃ良い 、俺もしたかった 」

「 ... よかった 、笑 じゃあ 、また ! 」














家デートのワードに鼻の下が伸びる

あなたはちょっとした奥ゆかしさと大胆さを兼ね備えてそれを良い感じに配合してジャブを打ってくる

そしてそれが毎回クリティカルヒットする

手を繋ぐ時も 、普段の言動もそう .

歳上の余裕なのか 、頑張ってリードしてくれているのか分からないけど













... と中々去らない俺と目があって沈黙が続く














不意にキスをした

なんでしたのかと聞かれてもただ 、したかったですとしか答えようがない

そういうものだから .














あなたは恥ずかしそうに笑って 、俺をちょっと小突いた

大した衝撃ではないくせに大袈裟にのけぞる











「 気をつけて帰ってね 、」

「 ばいばい 、」
























付き合って2ヶ月ほどのことだった .





















プリ小説オーディオドラマ