第34話

17話『そして降りるのは』
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2023/10/06 09:00 更新
全員
あまりにも、核心を突いた一言だった。
全員が思っていた、大きな疑問。そして、賢者によって否定された淡い夢物語。
…そう、それはただの夢物語。願おうが実現などしない…泡沫に消える淡い夢なのだ。
紫
…真央、気持ちはわかるけれどそれは無理だと言った筈y
真央
真央
紫様ちょっと黙っててください
紫
紫
紫は目を見開き、口を噤む。
彼女から自分に向けられるオーラが今までで一番深く、鋭く、重かったからだ。
真央
真央
結界が壊れる?人体が壊れる?そげな事関係ないよ
真央
真央
どうせ死ぬ運命なら…僅かな希望を求めて、
一か八かでやってみても良いんじゃない?
キラ
キラ
キラ
キラ
…で、でも、そんな事…俺らは負けたのに…
真央
真央
うるせぇってばお前さ!
キラ
キラ
!?
突如声を荒げた真央に、キラは思わず口を噤んだ。
そのままの勢いで、真央は自分達の軍のメンバーをびっと指さす。
真央
真央
何でこう、あんたらの幻想郷の住人は揃いも揃って謙虚と言うか自己犠牲精神旺盛なのよ。
見なよ私達の幻想郷の奴らを!常に自分勝手!力が全て!とりあえず殴ればわかるっしょの精神!
フランドール
フランドール
声を大にして言う事じゃないからそれ
真央
真央
それにさぁ、あんたらが危険人物ならともかくあんたら揃いも揃ってぐう聖じゃん。
てかむしろ異変解決する側でしょ?
真央
真央
じゃあ良いじゃん。来なよ
キラズ軍























































キラ
キラ
…良いのか?本当に
真央
真央
良いんだよ!!!何度も何度も言わせんなや!
紅愛
紅愛
言うて一回しか言ってないけどね()
真央
真央
ねー良いでしょ?それにここにいる全員の魔力とか霊力とか
全部つぎ込めば安定性は上がるだろうし
紫






















































紫
…映姫様、どう思います?
映姫
映姫
























































神妙な面持ちで問いかける紫に、映姫は映姫は何かを考える様に目を閉じる。





















































そして―閻魔は、口を開いた。





















































映姫
映姫
…戦争とはいつも、正義と正義のぶつかり合いです。
多くの場合、その正義が歪んでいるだけですから























































映姫
映姫
…白と黒では無く、白と白なら…二つを混ぜても、大した問題にはならない…






















































映姫
映姫
―良いでしょう、住人達を混ぜる事を許可します
全員
!!!
紫
ほ、本当に…良いのですか…?
映姫
映姫
―ええ
映姫
映姫
…私自身も…幻想郷せかいが壊れる様子など、出来る事なら見たくありませんから
晴
…なぁ、それはわかったし滅茶苦茶有難いけど。どうやって世界混ぜんの?
紫
…そうなのよね…別の世界の住人が元あった幻想郷に来れば、
その影響で結界にひずみが生まれてしまうでしょうし…
そら
そら
えぇぇ!?ここまで来て諦めるなんてやだよ…!
紫
勿論それはわかっているわ。でも、どうすれば…





















































紫





















































紫
(…いや…)





















































紫
(…私の力を昇華させれば…もしかしたr)
―ここで、救世主の登場よ!























































全員
!?






















































―其の声は、突如としてその場に響き渡った。




















































様々な感情が渦巻く事で漂っている、何とも言えない雰囲気を吹き飛ばす様なその声は…
確かに、聞き覚えがあって。






















































―否、片方の世界の住人達にとっては…聞き覚えがあるようで、少しだけ違う声だ。






















































だけどその声は、言葉は…もう片方の世界の住人達には、あまりにも覚えがあって。








































































その、心なしか後光が見えるような頼もしい姿に…





































































































































































                    「「―おまたせ!」」























































―ただ…見惚れるしか無かった。

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