グイッと私の手を掴み自分の腕の中に私を
すっぽり隠すサド。身長は20cmくらい離れてる
から何故だかフィットするんだよねうん⬅︎
そして抜け出そうにも私の貧相な胸の前で
ガッシリと腕を組まれている為抜け出すことは
誰かに下に引っ張って貰わない限り無理だろう
苦そうな顔をされるも私は神楽ちゃんが
大好きなので寧ろ褒め言葉として受け取ろう
「 ん?あぁ すまんすまん 」 と
土方さんに手を掴まれ気を抜いていたのか
よく分からないがいつもなら素直に離さない
サドがパッ、と私を手放し私は土方さんに
抱きついてなんとか体制を持ち堪える
もしかして息子(意味深)が小さいって
言ったの結構気にしてる感じかなこれ⬅︎
あっ、そうだ土方さんに助けて貰ったしお礼…
私が言いかけた時、サドが「 あ、 」と
小さく私を見て声を出す。何かと思い私は
首を傾げてサドに向き直ると_______________
……え、なに言ってんのコイツ
嫌なんだけど急にホラー展開出さないでよ
もう身体震えてきてんだけど?!(泣
そう、私は江戸随一と言ってもいいくらいの
大のホラー嫌い。だから万事屋でも幽霊関係の
仕事はパスしている。「 得意じゃない 」と
言いかけた時、サドが口元を抑えて指をさしてくる
のでさすがに限界が来た私は__________
抱きつきたくもないはずのサドにひっしりと
掴まり泣きわめいてしまった。仕方ないよ
とにかく早く私から離れてサドに憑いてください!!⬅︎
……………………………………ん???
私が困惑してる間に、サドは手馴れたように
バズーカを手に取り土方さんに向けて発射する
そんな土方さんの言葉をこのドSが聞くわけもなく
バズーカをぶっ放し土方さんは空の彼方へと
消えてしまっていた。うーん、大丈夫かな⬅︎
私はサドの胸ぐらを掴み怒りをぶつけていると
サドはTheドSの表情で私を見下していて
心底腹が立つ。私がホラー苦手なのをこんな
ことに利用されるだなんて……、(
いつもこうやってサドがいじってきた時
怒って制裁してくれる神楽ちゃんが見当たらなくて
私は胸ぐらを掴むのをやめて神楽ちゃんを探す
……振り出しに戻っちゃった、⬅︎
通りで幽霊って言われても神楽ちゃん静かだと
思ったよ!!!あん時からもういなかったのね
うーん確かに神楽ちゃんいたらサドじゃなくて
神楽ちゃんに抱きついてたわ(そういう事じゃやい)
私は少し照れくさくて笑いながら言うと
サドは少し耳を赤らめて「 そーですかィ 」
と 一言。私は赤らんだ耳を隠すために
耳に掛けていた髪を下ろし、バレないようにする
……デート、かぁ…
…初だし、すこーしだけオシャレしよっかな
そんなことを考えながら、私は
サドと別れ万事屋に帰るのであった_______。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。