家に帰ってくると
早々に飛びついて抱きしめられた。
靴を脱いで2歩しか歩いてないのに。
私の質問になんて耳を貸さず、
抱きしめる力を強くした。
そのまま廊下の壁に押し付けられて
私は逃げ場をなくしてしまった。
何かを確かめるように
私のことを愛でているような気がする。
今度は力を緩めて私の顔を覗き込んできた、
ゼロ距離で、少し動けばキスなんて簡単。
すると、私の頭に顔を寄せて
すーっと息を吸うと頭を齧ろうとしてくる。
流石に避けようとして頭を引っ込ませた。
素面では到底考えられない行動、
何かしらの理由でお酒を入れたのかと思ったけど、
この人がいつも飲むお酒の匂いはしない。
今度は首に目をつけて
ちゅちゅっと音を立てて跡をつけた。
それも1回じゃ済まなくて3個も4個も。
ここまでの甘えっぷりに
何か不安にさせてしまったのかとまで思った。
考える間もなく次々に降りかかる愛に
頭にはてなマークしか浮かばない。
彼の腕を掴んで問いかけると、
やっと力強い物理的な束縛から放たれた。
真剣な顔で解説してくれた。
そこで悪びれもなく、照れ笑いを浮かべた。
呆れたようなため息が自然と出た。
そう言うと、少し嬉しそうに笑った。
だいぶ時代遅れですけどもキューアグって、
キューアグでこんなされてみたい、っていう妄想でした。
早くもう一つの小説進めなきゃなのに、
本当にごめんなさい。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。