第66話

🧡🍳 クリスマス
126
2025/12/25 10:00 更新
 
クリスマスの夜は
街中が輝いていていつもより特別。
 
あなた
きれーい…
ci
寒くない?大丈夫?
あなた
う〜ん…ちょっとだけ、?
 
寒さに少し肩を震わせていると
隣から優しい眼差しで聞いてくれる。
返事の代わりみたいに手を握ってくれた。
 
 
街中のイルミネーションが
背の高い彼の横顔を照らした。
 
その横顔になんとなく耐えきれなくなって
彼の手を離して、腕にぎゅっとしがみついた。
 
ci
…お、?
ci
可愛いことせんで…もう、
 
少し驚いたような顔をした後、
珍しく顔を赤くして目を逸らした。
 
そんな彼が愛おしくてたまらない。















一通りイルミネーションを回った後、
休憩しようとベンチを探しても席が埋まっていた。
 
2人で少し哀しく顔を見合わせると、
仕方なく端にあるフェンスにもたれかかった。


あなた
今日ね、
あなた
渡したいものが…
 
私が紙袋から取り出そうとすると
彼も何やらごそごそと動いているのが見えた。
 
あなた
クリスマスプレゼント!
 
ばっと出して彼に見せると
同じく彼もプレゼントを差し出してきた。
 
ci
俺も、
あなた
用意してくれてたの、?
ci
当たり前やろ?
 
少し鼻が高そうに自慢げに言うと
中身を見てくれと言わんばかりに目線を向けられる。
 
あなた
開けるね…
 
小さな箱を開けると
細いチェーンのネックレスが入っていた。
真ん中には小さくパールが付いていて
シンプルなものだった。
 
あなた
可愛い、
 
そう顔を見上げると
明らかに嬉しそうな顔をしている。
 
ci
付けたる、
 
小さく呟くと私の手から取って
手を首に回し始めた。
 
フックをつけている間、
視界が彼でいっぱい。
その間こっちは心臓が持たなくなっているのに。
 
付け終わり先のパールをちょんと触ると
肩を掴んで少し引きで私のことを眺める。

ci
うん、可愛い、
ci
顔赤ぁ…


私も仕返しをしたくて
早く早くと彼にプレゼントを開けさせた。
 
私が渡したものはマフラー。
 
それを見た彼の顔がまた輝いてて。
 
あなた
私も巻いたげる、
あなた
ちょっと屈んで?
ci
はい
 
私に言われるがまま、んっと体を差し出す。
 
さっと簡単に巻いて、彼みたく引きで見る。
 
あなた
…っ、
 
自分で選んだデザインが
彼にぴったりで似合い過ぎて変な声が出た。
我ながら天才だと思った。
 
ci
え、変…?
あなた
いや、似合いすぎて、
ci
なんやそれ…
ci
調子乗るで、ほんま…
あなた
いいよ、乗っても

 
少し照れて笑う彼がまたいい。
 

彼がマフラーを巻いたせいで
見惚れてしまって目線を外せなくる。
やったのは自分だけど、


見つめていると見つめ返され、
首を傾げるとまた首を傾げられた。



ci
いや、それ……
 
ムシャクシャしたように後頭部を掻く。
一瞬、ため息をつくと
前にいる私の手をぎゅっと握った。
 
ci
もう戻ろか…、
 
 


 
私が返事をする間もなく、
彼は少し早歩きで歩き始めた。
声はいつも通り穏やかだったのに、
私を引く手は力がこもっているのがわかる。

特に振り返ることもなく連れて行かれ、
足の長い彼の早歩きは私にとっての早歩きで。
駐車場に着くまで少しもかからなかった。
 
こんなになってる理由は
わからないって言ったら嘘になるけど。






  
















少し息を切らして車に戻った後、
ありえないほどキスをされたのはまた別のお話…

















イブにあげたかった………
でもまだクリスマスですよね…!
みなさんメリクリです🎄🎁


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