僕は産まれた時から耳がよかった
小さい頃からずっと心音とかも聞こえてた
嘘をついてる時の心音、困ってる時の心音、油断してる時の心音
全部分かるようになった
両親が僕を嫌ってるのも分かってた
2歳くらいまでは両親は僕を愛してはないけど生かそうとはしてくれてた
でも、ある日から、父親が浮気をしたあの日から
ずっと、殴られ続けた
痛くて、痛くて死にそうだった
でも、何故か母親を殺そうとは思わなかった
一応、まだ子供だったから両親からの嘘の愛が忘れられなかったんだろうね
ドキッとした。耳がいい事なんて誰にも言ってないのに分かってた。
でもその言葉に反応してしまったのが失敗だった
この時、4歳だったから顔に出やすかったんだ
ずっと言われ続けた!もう限界だった
そう、言い残して母親は死んだ
人は簡単に死ぬ、ただその事実を理解した
同時に、逃げなければと思った
警察が追いかけてくる
僕は耳がいいから足音で場所を把握していた
だから、逃げて逃げ続けた
そんなある日
捕まった
一人は年の離れていて、もう2人はそんなに年の離れていなそうな人達に捕まった
彼女たちは特殊警察だというそうだ
そこから色々教えられた
刑罰も受けかけた、でも
僕を捕まえたのはこの人達なのにって思った
でも、それで生きられるならと特殊警察の道を選んだ
それから2年たって現在
とっても楽しいです
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。