薄く映る医務室の天井。
ほぼ毎日見てきたから覚えてる。
そろそろ忘れても良いはずなのにずっと…こびりついたように覚えている。
なんで、僕は助かっているのか
なんで、こんなにも静かなのか
なんで……
爆発から誰かが救ってくれたのだろう……
そんなこと、しなくて良かったのに……
そのまんま焼き殺しても…放置して殺しても……
とにかく…あなたの下の名前の苦しむ顔を見たくないから……
そのまんま、あなたの下の名前のその表情を知る前に消えてしまいたかったから
まだ…もう少し、
今のままだと恥ずかしくて、もっと死にたくなってしまう…
先生は、優しく寂しそうな顔でそういい、布団をトントンと軽く叩く。
『伊作は悪くない』
その言葉が善意なのは知ってる。
でも、心の何処かでその優しさを、自己嫌悪に変えようとしている自分がいる。
「僕が始めたこと」
「責任は全て、僕にある。」
そんな言葉が頭を支配して前を向けない……
土井先生にお礼を言う前に、足が走り出してしまった。
それ以上に聞きたかった言葉は無かったから、
視界はぐちゃぐちゃで、どこを走っているのか分からない。
でも体が覚えてる。
何度も楽しみに思いながら行ったから、多少見えなくても分かる……
バタッ!!!
息を切らしながら、勢い良く障子を開ける。
伊作先輩の顔もよく見えない
部屋の状態もどうなってるのか分からない。
とにかく涙が止まらなくて…
ただ、伊作先輩の存在を表す。
臭い薬草の臭いだけは感じた。
つづく
いつも遅くてすみません🙇
全然、つづくのに終わり方が最終回みたいですね((
安心してください、続けます
気が付いたら☆が146!!
三話までの閲覧回数が4桁、その他が3桁!!
スポットライトも♡も沢山!!
見たことない数字、本当にありがとうございます!
とても励みになってます😭😭😭
これからも沢山読んでください!よろしくお願いします🙇















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。