痛っ!何よ。ここ。
知らない。
いや、知ってる。いつもの帝国図書館だ。
でも、雰囲気がまるで違う。ここの雰囲気は、こっちがイライラするほど温かい空気で満たされてる。
何よここ。良い子ちゃんの集まりかなんか?イライラする。
ぶっ壊したいな〜。
そんな事を考えていたら、
君、誰?
いつも見慣れてる秋声の姿だった。
丁度いい。今、苛ついているところだ。
良い発散道具になってね♡
秋声じゃ〜ん。
私にそんな口叩いていいの?
何で僕の名前知ってんの?新しい司書さんか何か?
はっ!?いつも居るだろ!とぼけんなや!
いや知らないし。てか、初対面なのにその口の聞き方はないんじゃないの?
秋声の癖に!生意気言ってんじゃねぇ!
私は、いつものように殴ろうとしたが、その拳は受け止められてしまった。
なっ!
いきなり出会って、殴るとか。
君、侵蝕者か何か?
私の拳を、秋声は痛いほどに強く握る。
何よ何よ!秋声のくせに生意気!!!
秋声先生!
織田作くん?どうしたの?
文乃ちゃんがどこにもいいひんのや!
えっ!?迷子になってるとかじゃなくて!?
さっきから、探してんねんけど、見つからへんのや!
織田作〜!文乃、見つかった!?
いや、ここにはおらへん。
一旦、館長代理んとこ行くか?
てか、お前誰?
私?私は、小森千慧だけど?
一応、帝国図書館の司書やってる。
えっ!?初対面の人を殴るような人が司書さんなの!?
それ本当ですか!?てめぇ、本当に司書か?
司書って、文乃みたいに優しい奴ばかりだと思ってたぜ。
さっきから、文乃文乃何よ!
五月蝿い!!!
彗月文乃。聞いたことあるような気がするけど、いまいちピンとこない。
何よ此奴!私が壊した図書館の文豪たち、こっちじゃ全然言う事聞かないし!
何してんのよ!
取り敢えず、館長代理のとこ行こうぜ!
おう!/ああ!
にゃに!?彗月文乃が消えただと!?
だ・か・ら、そうさっきから言ってるだろ!
さっさと文乃先生が何処に行ったのか探してください!
文乃さん。無事なんでしょうか...
無事、だと思いたいところだね。
はっ?何で猫喋ってんの?
お主、何ものだ?
私?私は、小森千慧だけど。
小森千慧だと!?何故ここに来た!
えっ!館長代理。此奴のこと知ってんの!?
(´Д`)ハァ…実はだな。図書館はここ以外にもある。
そのうちの1つが、我らのこの帝国図書館で、ホワイト図書館と呼ばれている。
ホワイト図書館???
何ですか?それ?
ホワイト図書館、通称、文豪たちが快適に暮らせる図書館のことだ。
事実、過度な労働はやっておらぬだろう?
まぁ、やってねぇな。
でも文乃さんの報告書の量は異常すぎませんか?
話に戻るぞ。
(話反らした!!!)
そして、この小森千慧がいる図書館はブラック図書館と呼ばれている。
その名の通り、文豪たちに過度な労働、暴力沙汰を起こしていることで有名だ。
へぇ~。私の噂ってそう言われてるんだ〜。
最低だね。
それで、何故貴様が此処に居る?
彗月文乃の行方は何処だ!
知らないわよ。そんなもん!
大体、彗月文乃とか知らないし。
急に光が出てきて、目が覚めたら此処に居たの!
......
吾輩は政府に確認を取ってくる。
それまで、此処で暴力沙汰を起こすなどすれば、ただじゃおかにゃいからな?
そんな態度取っていいの?
私が司書で居る限り、私のことを殺すこと出来ないでしょ?
それは貴様の図書館の理だろ?
ここの図書館の理は違う。
はぁ!?
ここでは、文豪も司書も対等な存在。
貴様には、司書として働いてもらう。
勿論。文豪に手を出してみれば容赦はしないぞ?
勝手なこと言ってんじゃねぇぞ!
吾輩はもう行く。
後は頼んだぞ?
そう言って、猫は出ていった。
自由気まますぎでしょ!
えっと、取り敢えず、館長代理も言ってたし。
働いてもらうとするか。
何で私がこんな目に。
さっさと帰って、ストレス発散してぇ!
こんにちは!来夢です!
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