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元はとある珈琲店を経営する一人の青年だったのだが、突然余命を宣告された彼は死を覚悟するも何故か生きることに対して諦めきれずに日々を過ごしていくのだが――これは人生を諦めた彼とそこで働く喫茶店の個性豊かな店員達との話......かもしれない？

将来を考えていた幼馴染でもあるカエデから突然の別れを告げられたタイガ。傷心のまま行く宛てもなくふらりと入った店。そこではタイガに毎回様々な酒が振舞われた。それには理由があった。 思いがけない出会いから愛する人、カツラと出会ったタイガだが、彼とは違いすぎた。 お互いを思う気持ちが強いがためにすれ違っていく。魅力的なカツラには言い寄る者も多く...。 交錯する二人の気持ちが交わることはあるのか。 すれ違いを重ねる二人の行く末は...。 ーーーーーーーーーーー 表紙／八岐大蛇さん作

報われない恋をしてしまった青年、酒ノ田　春(さかのだ　はる)。 春が恋をしたのは、幼馴染の青年朱雀　あゆむ(すざく　あゆむ)だった。 春は、自分の性別を恨むと共にこの世界の小ささに苛立ちを覚えた。 違う世界で、違う自分に生まれ変わって 君を愛したい、そう思った。 一つだけわがままを言わせてくれ [生まれ変わったら、君と手を繋ぎたい]