第4話

#4
641
2023/09/16 22:35
やっほぉ〜。クラスメイトの奴を近々名誉毀損で訴えようと思っているあなたです。今日はみんな大好き日曜日。と言う事で屋上では無く、太宰輩先の職場からお届けしたいと思います。
あなた
ハァハァ…疲れた…ハァ
あなた
駅から距離遠いよ…ハァニート舐めんな!!こんなん疲れるに決まってるだろ…。ハァ
あなた
大丈夫か?モルモットよ
あなた
よし、元気だな
ピンポーン
モブ
『誰だ!!』
あなた
初めまして。あなたの名字あなた。ピッチピチの14歳。現役JCです。
あなた
取り敢えず、太宰治か森鴎外に会わせやがれ下さい
モブ
『巫山戯るな!!敵だな!!』
何でだよッ!!今ちゃんと自己紹介したよね!?此奴等の耳はお飾りか?

暑いんだよ!!もう秋だってのに。早く入れてくれよ。インターホン越しなんだから暴力しないって!!インターホン越しじゃ無くてもしないけどさぁ
太宰さん
『何やってるの?』
モブ
『太宰さん!!』
モブ
『侵入者が…!!』
あなた
誰が侵入者だ
太宰さん
『又君かい?其れよりどうやって来たのさ』
あなた
企業秘密に決まってるでしょ。其れよりモルモット連れてきたんだから早く開けろ
太宰さん
『はぁ…』
太宰さん
『取り敢えず開けて』
モブ
『え…?』
モブ
『でも!!』
太宰さん
『良いから開けてってば』
モブ
『はい、』
ガラガラ
あなた
ふぅ…暑かった〜残暑のレベル超えてんだろもう。マジ地球温暖化クソ食らえだわ
あなた
太宰輩先、森さんの所連れてって
太宰さん
はぁ…行くよ
あなた
ため息ばっかしてると幸せ逃げるらしいよ
太宰さん
君、急に敬語外して来たよね
あなた
何か敬語使うほど良い人じゃ無さそうだったから良いかなって
太宰さん
馬鹿じゃないの
あなた
そりゃどうも
コンコンコン
あなた
森さぁ〜ん居ますか?居ますね。入ります
ガチャッ
森さん
まだ何も言ってないんだけど…まぁいらっしゃい
森さん
君、どうやって来たの?
あなた
自分で住所を割り出して、電車乗って駅から此処まで来て、太宰さんに入れて貰いました。
森さん
そうかい。
森さん
で、その箱が
あなた
はい。例のものです。
太宰さん
そんな危険物見たいな言い方しなくて良いから
あなた
だって、矢っ張り太宰輩先の職場ってマフィアみたいなんだもん。そもそも全身黒が怪しいし、ましてや未成年で仕事って、ほぼ反社だろ
あなた
だからノリに乗った的な感じ?
太宰さん
あっそ
あなた
自分から言っといて何なんだよ
そう言いながら森さんに箱を渡す。
森さん
随分と可愛いね
箱を開けた森さんがモルモットを撫でながら言う
あなた
ホルマリン漬けとかにしないで下さいね
森さん
何故そんな事を聞くんだい?
あなた
予め調べておいたんです。そしたら森さんが元医者って事が分かったから…。あと普通にやりそう
森さん
そうかい
あなた
じゃあ、帰りますね。失礼しました。
踵を返し、ドアノブに手を掛けるが…開かない。何故ゆえ?
あなた
何で開かないんですか?
森さん
此処の秘密を知った者を簡単に返すわけには行かないだろう?
あなた
秘密って何ですか?
森さん
しらばっくれても無駄だよ。君は知っているんだろう?此処がポートマフィアって事を
太宰さん
森さん、其れ言わない方g((
あなた
((待て、ポートマフィア、?太宰輩先。って事は私に嘘ついたの!?
森さん
え?
太宰さん
はぁ…
あなた
私、聞いたよね!?マフィアじゃないのって!!そしたら、アニメやマンガの見過ぎだって言ったよね?
あなた
じゃあ此処ヤバいじゃん!!早く帰ろ
あなた
森さん、モルモット宜しくね!?
あなた
後太宰輩先、私に嘘ついたんだからチョコくらい買って来てよね
バコンッ

ガチャッ

バタン
あなた
あ、この時間なら一歩早い電車乗れる!!走ってこ
森さん
太宰君私、もしかして、やっちゃった感じ?
太宰さん
そうだね
太宰さん
まぁ、あなたには情報を共有する様な友達が居ないから平気でしょ
森さん
良いんだか悪いんだか…
森さん
取り敢えず、ドアを治さないと
END

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