[ side : wonwoo ]
その日の夜 俺はモモからの手紙を開封した
そこにはあの人の言った通り
俺たちの知らない " 全て " が記されていた
お金が無くて日本に戻ることにしたこと
日本に居る祖父母と暮らすことになったこと
もう韓国には居ないこと
忙しくなるため連絡を取れないこと
俺達と一緒に中学を卒業できないこと
今までもこれからも俺達に感謝していること
守ると誓ったのに守れなかった
傍に居ると約束したのに傍に居られなかった
何よりもモモに会えないという辛さに覆われた
そこから俺達はモモの居ない空虚な生活を送っていた
_______ 運命の再会は突然やって来た
俺とジュナ 、スニョア 、ジフナ はまさかのまさかで
4人揃ってSEVENTEENとしてデビューしていた
その日は同期のTWICEさん達と収録が一緒だった
そうして向かった先には俺達4人がずっと
捜し求めていた彼女が居た
あまりの驚きに動揺しつつ他の3人に目を向ければ
目を見開いて空いた口が塞がっていない様だった
モモはこちらに気付いていない様だったが
俺達の熱烈な視線に気付いたのか目が合った
当たり前のようにモモ自身も凄く驚いていて
大きな目をさらに大きく見開いていた
やっと会えたというのにもう行ってしまうのか
そう思った瞬間
予想外にもジュナが声をあげた
そんなことをしたら相手方に怪しまれる
ましてやナムジャがヨジャと話したいだなんて
そんなの熱愛と勘違いされかねない
まずい . やはり勘違いされてしまっている
早く誤解を解かなければ
そう言って俺達は高揚感に包まれながら
5人で廊下を歩いていった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。