リイヌside
でも仕方が無いと思うんだ。
なんてったって今まで捨てられてずっと森で生きてきて、しかも今も家は人里離れた森にあるんだし。
ていうか、そんな人いたんだ。
原作ではそんな人いなかったけど…………。
…………、眠っている…
いや、気を失っているのか。
そう言うとエレスさんはお母さんの元に向かった。
やっぱエレスさん優秀………さすが俺の叔父様♡(((
不安そうな顔で聞いてくるフィンくんのお母さんとお父さん。
そう言って夫婦揃って頭を下げる。
……………あぁ、いい両親だな。
少し、羨ましい。
申し訳無さそうに謝る両親を前に慌ててそう言う。
まぁ、そりゃ分からないよな。
俺、無理なことを言っちゃった。
フィンくん達の両親に聞こえないように意思通話で話していると疑問がった2人が聞いてきた。
まぁ急に2人共黙って百面相しだしたら怖いわな(((
そう言ってフィンくんを抱き上げようとするが、ここである問題が浮かび上がった。
…………そう。
抱き上げられないのである!!!!(((
よくよく考えれば同い年とは言え自分よりも背が高い寝ている男の子を抱き抱えられる訳ないか………。
いや、でも、あのね、抱えることはできるの!!!
立ち上がることが出来ないだけなの!!!(((
そう!!決して俺の筋肉がないわけではない!!()
壁は壊せるし風より速く走れるけど重いものは持てないってだけですぅ!!!!!(((
別に存在は覚えてたよ。
ただもう連れてったって錯覚してただけで!!!
…………………本当だよ!?!?(((
そう言ってから2人を魔法で浮かせて運ぶ。
それを俺は不安そうにしているフィンの両親と一緒に周りに警戒しながら後からついていく。
………………それにしても、さっきの悪霊の塊。
尋常じゃない数だった。
アレは自然に発生するものではない。
誰かが意図的にやったものだ。
………………でも、誰が…。
気配も全く感じない…近くにいないのか、それともただ単に気配を消すのが凄く上手いのか………。
…………どちらにしろ、警戒はしなければ。
………………でも、
なんで、あんなのが急に現れたんだ、???
だって、あんなの原作にはなかった。
というかフィンくんが襲われたと言うことも全く書かれていなかった。
書いてなかっただけという線もあるが、でもこんな事になっていたなら何処かで出ててもいい気がする
…………というか。
………あのままじゃ、フィンくんは死んでいた。
フィンくんと遭遇する前にお母さんが片付けた、なんていう可能性もあるが…………。
…もしかしたら、俺が知らない敵がいる、?
……………………、あれ。
俺がいるから、こうなってしまった可能性は、?
俺は、いわゆる『異物』。
元々一度死んで生きてるはずがないし、この世界に存在しているはずだってないような、そんな存在。
そんな『異物』のせいで、バグが発生した、?
でも、もしそうなったら。
もしかして俺は、あまり原作の登場人物の人達と関わらないほうがいいのかな。
いつの間にか家の前に来ていたらしくお母さんの声にハッと我に戻り、家へかけていった。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。