第6話

1話
5,028
2022/07/18 04:31 更新
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
扉は開いた どこにでも飛んでいけ
(なまえ)
あなた
…………!
私はその悪魔の方へ身体をのばした
__が
(なまえ)
あなた
ううっ!
(なまえ)
あなた
(……足が)
(なまえ)
あなた
(やっぱり感覚が無くなったんじゃなくて足を動かさなかっただけだったんだ…)
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
おい、どうし……
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
……?!
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
(これは………何だ)
黒い悪魔は顔を顰めた
先程より眉間の皺が濃くなる
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
……チッ
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
(面倒な任務になりましたよ理事長…)
足を押さえて俯いていると、ふと頭に影がおちた
(なまえ)
あなた
(…?)
顔を上げると先程より低くなった悪魔と目が合った。闇の色に近いその深い紫は真っ直ぐに私を突き抜けていく。

黒い悪魔は地面に膝をつき、私に手を伸ばした 
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
来い
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
羽がもがれたのなら、"俺"が連れ出してやる
(なまえ)
あなた
……!




(なまえ)
あなた
…ホントに?
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
私は厳粛な悪魔だ。嘘など愚かな真似はせん
(なまえ)
あなた
…………
すっ…
__私はその悪魔の大きな手に向かって自分の手を差し出した
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
……よし
手をぎゅっと握られる
悪魔の大きく少しごつごつした手は力が強くも何故か優しく感じた
(なまえ)
あなた
(あれ……今少し目が優しくなった…?)
瞬きしてもう一度見るとそんな事はなく私を貫いてくる
(なまえ)
あなた
(気のせいか…)
(なまえ)
あなた
(それにしても何でだろう。顔は怖いのにこの悪魔ヒトの側にいても寒く無い…むしろ温かい)
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
___ぃ
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
おい!
(なまえ)
あなた
あ…
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
何をぼーっとしている?質問に答えろ
話しかけられていたらしい
それにしても何を聞かれるのだろう

何故此処にいるのか、何者なのか、
答えを間違えたら連れ出してくれないのだろうか
(なまえ)
あなた
……ごめんなさい
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
…はあ
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
ではもう一度聞くぞ
羽は出せるのか?
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
出せたとしてもお前はどのくらいの間飛んでいない?
意外な質問だった
普通は私の存在について問い詰めるのだろうに

羽を売り飛ばす代わりに私を助けるつもりなのかもしれない




……とりあえず今は質問に答えることにした


此処から出られるのなら羽くらいくれてやる
(なまえ)
あなた
……分からない
(なまえ)
あなた
羽を出して飛んだ記憶がないから
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
ふむ………
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
幼少期に出した事はないのか?
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
いや、というかいつから此処にいたのだ?
想定していた質問がきて少しホッとする

こんな事まで聞くなら羽はどうとも思ってないようだ。もしそうなら今この場で羽を出させただろう
(なまえ)
あなた
もしかしたら出したかもしれないけど、何も覚えてない
(なまえ)
あなた
それから此処に閉じ込められたのは……
此処に閉じ込められたのは…………………










……いつだっけ?
(なまえ)
あなた
あ、れ………?
ズキン
(なまえ)
あなた
ッツ!
ぐるぐるぐるぐる何かが渦巻く
(なまえ)
あなた
(おかしい)
(なまえ)
あなた
(何で思い出せないの?)
(なまえ)
あなた
(いや、)
ナベリウス・カルエゴ
ナベリウス・カルエゴ
………おい?
(なまえ)
あなた
何で















(なまえ)
あなた
"何も覚えてないの?"

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





すみません夢主です。
カルエゴせんせの「羽がもがれたのならば」ってのは羽がを傷つけられて動けなくなった小鳥を比喩して言っています。あ小鳥はあなたの事です。

ハイ雰囲気ぶち壊し誠に申し訳ありませんハイ

プリ小説オーディオドラマ