私はその悪魔の方へ身体をのばした
__が
黒い悪魔は顔を顰めた
先程より眉間の皺が濃くなる
足を押さえて俯いていると、ふと頭に影がおちた
顔を上げると先程より低くなった悪魔と目が合った。闇の色に近いその深い紫は真っ直ぐに私を突き抜けていく。
黒い悪魔は地面に膝をつき、私に手を伸ばした
すっ…
__私はその悪魔の大きな手に向かって自分の手を差し出した
手をぎゅっと握られる
悪魔の大きく少しごつごつした手は力が強くも何故か優しく感じた
瞬きしてもう一度見るとそんな事はなく私を貫いてくる
話しかけられていたらしい
それにしても何を聞かれるのだろう
何故此処にいるのか、何者なのか、
答えを間違えたら連れ出してくれないのだろうか
意外な質問だった
普通は私の存在について問い詰めるのだろうに
羽を売り飛ばす代わりに私を助けるつもりなのかもしれない
……とりあえず今は質問に答えることにした
此処から出られるのなら羽くらいくれてやる
想定していた質問がきて少しホッとする
こんな事まで聞くなら羽はどうとも思ってないようだ。もしそうなら今この場で羽を出させただろう
此処に閉じ込められたのは…………………
……いつだっけ?
ズキン
ぐるぐるぐるぐる何かが渦巻く
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すみません夢主です。
カルエゴせんせの「羽がもがれたのならば」ってのは羽がを傷つけられて動けなくなった小鳥を比喩して言っています。あ小鳥はあなたの事です。
ハイ雰囲気ぶち壊し誠に申し訳ありませんハイ













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。