いやだってさ??
普段の私だったら反応することできましたよそりゃね??
でもここ米花町よ?呪霊がうじゃうじゃいるのよ?
感覚ってもんが鈍るじゃない!!
呪霊いすぎて人間の気配感じれねぇよ!!
慣れるまで時間かかるだろ!!
呪霊死ね!!
どうしたもんかねぇ…。
とりまコイツからは体術でなんとかなりそうね…。
私は真希先輩とパンダ野郎から投げられ殴られしてきたのよ!!
こんなモンなんとでもやってやらぁ!!
私の首にナイフを当てているヤツを締め上げようとしたとき…。
バコンッッッ!!
なんかありえないようなスピードでサッカーボールが飛んできたんだけど??
コイツか?ボール蹴ったの。
私はジロジロ子供を見る。
ふーん…。青い目にアホ毛…。
悪くわ無いわね…。
でも将来チヤホヤされて鼻が高くなってそうね。
あと、なにかを疑うような目…。
ウー、ウー、ウー、ウー…。
さすが犯罪都市米花町。
警察の仕事が早いわね。パトカーの来るスピードが尋常じゃないわ。
私はとりあえず飲み物を手にとって、レジへ向かった。
ついてきたのだろうか。
私を見上げる青い瞳のアホ毛のガキ。
そういえば警察関連で、五条がこんなこと言ってたような…。
警察に…、黒服の…って五条は言ってたわね…。
そう言ってピースサインを作る五条。
…(イラッ)
あー…。思い出すだけでもイライラするわぁ…。
アイツのせいでおしゃれかできない…。
じゃなかった、私警察に話さなくてもいいじゃないのよそういえば。
私はクソガキと話しながら、ピッタリのお金を払ってコンビニをでた。
コンビニの中は、さっき強盗が起きようとしていたので、私とクソガキ建ての声が響いていた。
…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。