第9話

百鬼夜行《1》
488
2022/10/30 15:00
百鬼夜行が始まる…僕の最後の時…



僕は誰かにメールを送った
???
そろそろか…この作戦が上手くいってくれなきゃ怒られるの僕なんだよね…
 『闇より出でて闇より黒くその穢れ禊ぎ祓え』
どんどん空が空が黒くなっていく、東京新宿には大量の呪霊が沸いていた
僕は傑と共に高専に入っていた、そこにはポニーテールの女の子が居た、乙骨だけじゃなかったんだ…
夏油 傑
君がいたか…
禅院 真希
いちゃ悪いかよ、テメェらこそ何でここに居る
夏油 傑
悪いが猿と話す時間はない、あなたの下の名前離れてて
あなた
分かった
そう言うと戦いが見やすい屋根の上に座りじっと眺めていた
夏油 傑
おっと、誰かが帳に穴を開けたな…何事もそう思い通りにはいかないな…
あなた
もう…来る…
そう呟いた瞬間、壁をぶち破ってあの時のパンダが現れた、傑に殴りかかってたけど当たらず反撃された
狗巻 棘
『堕ちろ』
呪言…傑が落とされた…けど、そんなんじゃ傑は倒せない…
夏油 傑
素晴らしい、素晴らしいよ!私は今猛烈に感動している!
夏油 傑
乙骨を助けるために馳せ参じたのだろう?呪術師が術師師の自己を犠牲にしてまで慈しみ敬う
夏油 傑
私が望んだ世界が今目の前にある!
あなた
傑…泣いてる…ごめんね…
夏油 傑
本当は君にも生きていて欲しいんだ乙骨、でも全ては呪術界の未来のためだ
乙骨 憂太
来い!理香ぁ”ぁ”ぁ”!!
特級禍呪怨霊 折本理香 の完全顕現
夏油 傑
まずは質より量、どう出る呪いの女王、理香
理香は傑の出した呪霊を瞬殺して同級生を救ってる、優しい子なんだね…
僕は呪力を消し傑に気付かれないように乙骨達に近付いた
あなた
手伝うよ
乙骨 憂太
あの時夏油さんの側に居た呪詛師!
あなた
ごめんね、お友達に怪我させちゃって…
乙骨 憂太
貴女は…敵なの?
あなた
うん、敵だよ、でも僕は傑に幸せになって欲しいだけなんだ…
乙骨 憂太
夏油さんが好きなんですね
あなた
うん、大好き、この命より…だからもう終わらせるの…
大丈夫、全て元通りになるよ…
乙骨 憂太
それって…
ある程度治しきると乙骨に微笑みその場を去った
傑は優しい…治してる間攻撃してこなかった…



ここからじゃ声は聞こえずらいからなんて言ってるのかわからない…
夏油 傑
さぁ、続きを始めようか?
乙骨が怒ってる…傑…
戦いが激しい…被害がこっちにまで来てる…あのままじゃ傑が死んじゃう…っ
僕はその思いだけで傑の元に走った、見えた…



あれは渦巻きと折本理香、あの呪力量マズイ!
二人の膨大な呪力がぶつかる!傑…っ!
あなた
死なせない!傑っ!
呪力同士がぶつかったその瞬間僕は傑と引っ張りだし直撃を防いだ
が、そのせいで僕は重傷を負いもう自分自身に反転術式を使い傷を癒し続けた
あなた
ゴホッ 良かった、傑…軽傷だ…
夏油 傑
あなたの下の名前…どうして私を庇ったんだい!
あなた
傑に…生きていて欲しいから…
夏油 傑
私はあなたの下の名前に生きていて欲しいよ…
あなた
大丈夫…僕は…死なないよ…
そう言うとスマホを取り出し誰かに電話を掛けた
あなた
【もしもし、終わった…?】
???
【うん、終わったよ~】
あなた
【なら早く来て…終幕だ】
???
【分かった】
傑に支えられ立つと気絶している乙骨の側に近付いた
禅院 真希
何しに来たんだよ!
同級生組は僕を睨み乙骨を守るように前にたった
あなた
大丈夫、僕もこの深手だ、なにもしないよ
そう言うと乙骨に触れ反転術式で乙骨の外傷を治した
禅院 真希
お前敵治して良かったのか?
あなた
いいよ、治ってもらわなきゃこっちが困るから…
夏油 傑
あなたの下の名前…君は何を企んでるんだい?
あなた
もうすぐ分かるよ、僕の協力者がもう少しで来るから
夏油 傑
協力者…?
???
僕のことだよ
そう言っていきなり現れた協力者___
















































                   悟だ

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