第11話

🌸 BBQ 🌸
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2018/05/07 15:33
バスが動き出し車内は
遊園地の事で友達と話す声で溢れていた

貴)次はBBQ♪

夏)楽しみだね!

貴)お互い距離縮まるといいね!

夏)そ、そうだね(照)

貴)あれ?もう着くの?

夏)遊園地からそう遠くない
みたいだからね

貴)そうだったんだ〜

先生)じゃあ班にわかれて
BBQはじめてね〜

皆)は〜い

貴)班〜

夏)とりあえず場所に行く?

貴)うん!そうしよっか!

班指定の場所に移動すると
もう何人か椅子に座って話していた

貴)おぉ、BBQセットがある

夏)火もついてるね

悠)あ、ここにいたのな

柊)どこか集まってるもんだと思ったよ(笑)

貴)打ち合わせしてなかったからね(笑)

夏)じゃあ座るか〜

陸)小野ちゃんここ来たら?

と、岡本くんは夏美を隣に座らせたのだ

夏)あ、あ、うん(照)

陸)大丈夫?顔赤いけどあつい?

夏)あ、暑い、かな?(照)

陸)まぁ、今日気温割と高いもんな〜

照れてる夏美をほっておいて
私はどこに座るかで悩んでいた

貴)どこが空いてるの?

悠)俺の隣空いてるよ

貴)え、あ、ホント?

悠)座りなよ

貴)うん、

うぅ、好きな人の隣. . .
なんか緊張する、

透)じゃあ焼きますか

成川くんがそういうと
何人かがお肉や野菜を焼きに行った

貴)私達は待機?(笑)

その場にいるのは
私と宮野くん、夏美と岡本くん
あと柿原とあゆりの6人だけ

悠)まぁ、任せようぜ(笑)

貴)そうだね(笑)

それからしばらくすると

透)焼けたよ〜

成川くんのその呼びかけに
私達も席を立ちお肉がある所に行く

貴)わぁ!すごい!

みんなもう食べ始めていて
私も食べなきゃなくなると
急いで手を伸ばすと

悠)ほらよ

貴)あ、ありがとう

宮野くんが私の分も取ってくれた

悠)ぼ〜っとしてると
なくなっちゃうからな?(笑)

貴)ッッ、

その笑顔が、私の心をキュッと締め付けた

悠)??どうした?

貴)ぁ、な、なんでもない!
お肉美味しいね!

悠)そうだな!!

私は、この時に食べたBBQの味を
覚えていない

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