第206話

素敵な案
1,939
2021/09/02 22:00

ドタバタな毎日が過ぎ,兵庫に来てから1週間がたった。


こっちでの生活も楽しいけど,烏野の子供っぽいわちゃわちゃした感じが少し恋しくなってくる。



ちょっとずつ寂しさが増していく中,大地さんから連絡があった。







『今日からあなたが帰ってくるまで,毎日誰かから電話する!』と。






え?嬉し過ぎん?



ワクワクが止まらない。久しぶりに皆の声が聞けるんだ。


そして今,部活も終わりお風呂に入って,布団にこもって連絡を待っているところである。


記念すべき1回目の電話は,誰がしてくれるのかなぁ………






プルルルルルッ




あなた「はいっ」


??『早いなぁ出るのww』



こ、この声は……!!




あなた「旭さん!!」


旭『旭だよ。元気そうで良かった……』


あなた「心配性ですね、相変わらず笑」


旭『良いだろ別にー。……あ、スガがあなたちゃんに好きな人できてないかって心配してたぞ』


あなた「そうですかwwいないって伝えておいてください」


旭『いないってー!』



旭さんの声が少し遠くから聞こえたかと思いきや,



菅原『あなた!?あなたー!!』



………ドタドタした音の後,菅原先輩の声が聞こえた。


多分慌ててこっちに走ってきましたよね。なんか落ちる音聞こえたけど大丈夫ですか。



あなた「ってかもう9時ですよ!?なんで一緒にいるんですか!」


旭『3年生でお泊まり会してんだよ』


あなた「さんね……ってことは、潔子さんも……!?」


菅原『流石に呼べるかよー!……呼びたかったけど』


あなた「そうですか笑」




澤村『おいスガ!!今日は旭が電話する日だろ!お前は俺と相撲勝負だ!!』



菅原『えーだって大地強いもーん……じゃ、またねあなた』



あなた「あっ、はい」



また足音が聞こえ,向こう側にいるのは旭さんだけになった。








その後30分ほど,ペットの話で盛り上がりました。







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