AM:12:00 ○○水族館
午後12時ぴったりに目的地についた。
まず、ファンさんを見つけないと!
【📨】 【】←カトク
黒いコートの男性を探しながらあたりをキョロキョロ見ていると、
いかにもオーラを放ってる背の高い黒いコートを着た男性がいた。
ファンさんじゃなかったらどうしようっと考える気持ちに蓋をして聞いてみた。
そういってこっちを見た彼は同じ人間とは思えないほど綺麗な顔をしていた。

そう言ってファンさんは水族館の向かい側にあるレストランを指差した。
彼は笑いながらそう答えてくれた。
店長が昨日僕に教えてくれたことを思い出した。
「会ったらお客様と手をつないで過ごしてねー」っと言っていたことを。
ギュッ、、
僕は恥ずかしい気持ちを押し殺して、ファンさんの手を握った。
そういいながらファンさんは自分の指と自分の指を絡めた。
PM:1:35
レストランに入ってしばらく入った時だった。
ファンさんがお手洗いの為、席を外した。
僕は絶望していた。なぜならファンさんばかりが僕をリードしているからだ。
レストランに入るときもドアを先に開けて僕を待っていたし、
僕が椅子に座るときも椅子を引いてくれたし、
今机の上にあるフレンチコースのようなメニューもファンさんが注文したし、
そんなことを考えていたらファンさんが帰って来た。
そういってたのしくファンさんと食事をした。
お会計してくるねーとファンさんはカウンターに行ってしまった。
この仕事上、ご飯代はレンタル代に加算されるので僕は払えることができないという
もどかしい気持ちを持ちながらファンさんを待った。
なんて考えているとお店の奥からファンさんが見えた。
カラン、 「有難うございました~」
PM:2:30
っとファンさんが言うから、ここは僕の挽回どきだと思って、
そこから2人でチケットを買った。
その後はもう最高だった、、
綺麗でかわいい海の生き物をファンさんと一緒に見れて幸せな時間だった。
え、え、、、い、今、ファンさん、僕をかわいいって言った、、⁉
そういいながら僕に微笑むファンさんの笑顔が今まで見てきた笑顔の中で
いちばんかわいい笑顔だった。

ファンさんが何を言ったのかを僕は聞き取ることができなかったけど、
僕をリードしてくれて、容姿も綺麗で、性格もいいファンさんは笑顔がとてもかわいいことを知れた。
PM:4:00
たくさんの海の動物をファンさんと見る楽しい時間は残り1時間になってしまった。
最後にお土産屋さんに行くことにした。
僕はファンさんにアザラシの真っ白で可愛らしいぬいぐるみを見せた。
そんなこと言いながら優しい目で僕を見つめてくるからとっさに恥ずかしくなって目をそらした。
僕の頬をファンさんの大きい両手で抑えられながら見つめられた。
ファンさんがさっきまで置いていた僕の頬は自分でもわかるくらいあつかった。
そういいながら僕に差し出してくれたのは可愛らしいペンギンのキーホルダーだった。
そんなことを言ってカウンターに行ってしまった。
そういって分かりやすく悲しそうな顔をするファンさん
僕が言うと、わかりやすく喜ぶファンさんがいてまたかわいいなと思った。
少しお話をしたらあっという間にお別れの時間が来てしまった。
僕が大きく両腕を広げると、僕より少し背の高いファンさんが僕によっかかるほどのハグをした。
耳元で言われてすこしくすぐったかったけど、甘えん坊ファンさんがかわいくて、
サービスにはないけど、頭を撫で撫でした。
そういって僕が曲がり角を曲がるまで手を振ってくれた。
そういいながらファンさんにもらったペンギンのキーホルダを見つめた














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。