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2019/09/14

第3話

本音は花で表したい【zmem】(軍パロ)
zm side
エーミール
ゾムさん、これプレゼントです。
最近、エーミールがやたらとプレゼントをくれるようになった。
数本の花を束にしてくれるのだが、毎回種類が違う。
最初の頃は吃驚してたけど、最近は段々慣れてきてお返しがしたいなんて思い始めている。
残念ながら花の知識がない為、貰っている花の種類はわからない。
ゾム
おん、ありがとなエミさん。
軽くお礼を言えば、彼は満足そうに微笑んだ。
……………………………………………………………
部屋に戻り、早速貰った花を花瓶に差し込む。
家具が少ない殺風景な部屋に彩りを加えてくれる花は、より美しく華やか見えた。
ゾム
けど、花なんて性にあわないよなぁ。
花を見つめながら、小さく呟く。
ふと何の花なのか気になり、エーミールに聞きに行こうと彼の部屋に向かおうとした。
勿論、ダクトから。
……………………………………………………………
ゾム
エミさーーん!!
エーミール
うわぁぁぁぁぁぁ!?
天井からぶら下がり彼の名前を呼ぶと、いい反応が返ってきた。
集中して本を読んでいたらしく、椅子ごと後ろに倒れながら本を虚空にすっ飛ばしていた。
ゾム
いひひッ相変わらず面白いなぁ
本だけはキャッチして助けてやり痛みに顔を歪ませている彼に渡しながら、小突く様にそう言ってみる。
怒ったと思ったが、彼は
エーミール
もー、吃驚しましたよゾムさん!
ちゃんと扉から入ってきてください!
と、楽しそうに笑いながら言うので、正直驚いた。
エーミール
それで…何か御用ですか?
ゾム
あ、せや、花の種類聞きたかってん!
彼にそう聞かれては、彼の驚いている姿が面白くて忘れていた本題を話す。
エーミール
花の種類ですか…?
ゾム
おん!エミさんが今までくれた花の種類、気になるから聞きに来たんやけど。
エーミール
……良いですよ。
一瞬、悩む素振りを見せたが、了承してくれた。
エーミール
最初にプレゼントした花はシクラメンです。
次はルドベキア。その次はカタクリ。その次はベゴニア。
先程の花はリナリアです。
どれも聞いたことがない花ばかりだ。
ゾム
…それで、なんか意味あるん?
彼が理由もなくこういうことをする人ではないと思い、そう聞いてみる。
エーミール
無いですよ。
只、ゾムさんの喜ぶ顔が見たかっただけです。
彼は優しい笑みを浮かべながらそう返してきた。
何だか疑わしかったが取り敢えず花の種類は聞けたので、軽くお礼を言って一旦部屋に戻ることにした。
今度はダクトからではなく、扉から。
……………………………………………………………
道中、やはりエーミールの事が気になって仕方がない。
花自体に意味があるのか…?
正確な答えは出てこないが、不思議と考えたくなる。
ゾムさーん!
ゾム
うわっ!?
って、なんや大先生か…。
考えすぎて周りが全く見えていなかった為、不意に声を掛けられて驚いてしまった。
珍しいやん、廊下歩いとるなんて。
確かに、大体ダクトから部屋を移動している自分が廊下を歩いていたら珍しいものだ。
それも、会議や食事の時間でもない時に。
ゾム
大先生こそ、どこ行くんや?
なんとなく誤魔化したくて、質問で返してみる。
いやぁ、暇だから散歩行こう思ったらゾム見かけてね。
ゾム
え、書類は?終わったん?
………。
彼の顔をみれば書類が終わっていない事を物語っていて、取り敢えず
ゾム
またトントンに怒られるで?
と釘を刺しておいた。
当の本人は苦笑いだ。
あぁー…そんで、ゾムどうしたんや。
なんか悩みでもあるん?
唐突にそう聞かれ、それも図星だと流石に驚いた。
ゾム
あー、んー、悩み…って言うのかなぁ…?
お、なんやなんや、言ってみぃ?
此奴書類終わってへんくせに…。なんて思うが、丁度いいので相談相手になってもらおうと、先程の事を全て話した。
最近エーミールがプレゼントをくれる事、その中身は花という事、そして…特に意味はないと言っていたことがどうしても気になるという事。
彼は真剣に聞いてくれていて、少し難しい顔をして暫く考えた後こう言った。
花言葉……とかちゃう?
ゾム
花言葉……?
おん、花言葉。もしかしたら花言葉に意味が込められとるんかも。
鬱にしては中々に鋭い所をついたものだ。
花言葉なんて選択肢は最初からなかった為、なるほど…と納得してしまった。
ゾム
…分かった、大先生ありがと!
けど…花言葉なんてどうやって調べるんや?
せやなぁ…花の種類は分かる?
ゾム
おん、さっきエミさんに教えて貰ったで。
なら、ネットで検索すればすぐやな。
彼はニコッと笑いながらスマホを取り出した。
画面を見つめながら彼と一緒に調べていくと、ある事にすぐ気がついた。
……気付けば、鬱を置いてエーミールの部屋に向かって走っていた。
久しぶりに全力で走った。
ものの数秒でエーミールの部屋の前まで来た。
ゾム
エミさん!!!
ノックもせずに扉を勢いよく開け、大声で名前を呼ぶと、彼は再び驚いた顔を見せたが本をすっ飛ばしたり倒れたりは流石にしなかった。
エーミール
ゾムさん!
今日はよく来てくれますね。
彼は優しい笑みを浮かべ、嬉しそうにそう言った。
ゾム
エミさん、好きや!
エーミール
……は?
ゾム
エミさん、好き!
唐突にそう言うと、当たり前だが彼は再び驚いた顔をする。
ゾム
エミさん、俺も同じ気持ちやねん。
エミさんのこと憧れやし、気付けば目で追ってるし、初恋やし…というか、エミさんのこと好きや思ったんさっきやねんけど…薄々片思いなん気付いてた。
けど、これでもう両思いやな!
エーミール
………。
にっこりと笑ってみせると、彼は驚いた顔を変えずに此方を見つめていて、涙を流していた。
ゾム
…エミさん!?
心配になり駆け寄って声を掛けると、
エーミール
ありがとうございます、ゾムさん!
嬉しくて…すみません、泣いてしまって…。
と、泣きつつも笑顔で言った。
エーミール
私も、ゾムさん大好きです。
…………あぁ、いつからか、この優しい声に、最高の笑顔に、惹かれていたんだな。
彼の頬を伝う嬉し涙を優しく拭ってやり、変わりにキスを落とす。
彼の顔を覗けば、ほんのり耳を赤く染めながら恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑っている。
その表情を見て、自然と自分も笑っていた。
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各種の花言葉
シクラメン→「憧れ」 (「内気」「はにかみ」)

ルドベキア→「あなたを見つめる」 (「正義」「公平」)

カタクリ→「初恋」 (「寂しさに耐える」)

ベゴニア→「片思い」「愛の告白」「幸福な日々」 (「親切」)

リナリア→「この恋に気づいて」
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作者
作者
閲覧ありがとうございました!
作者
作者
友達が花言葉を使った小説書いてて、わしも書く!ってノリで書いたやつなんでオチがありません。無理矢理作りました。はい、すみません。
作者
作者
1話しか投稿してないのに、お気に入り登録めっちゃ来てて吃驚しました笑
作者
作者
沢山のお気に入り登録、いいね等々ありがとうございます!
作者
作者
更新速度は亀ですが、これからもよろしくお願いします。
作者
作者
それでは!👋✨
──────────雑談──────────
作者
作者
この度、私、なんと、念願のペンタブを購入いたしました!!
作者
作者
ドンドンパフパフ〜!
作者
作者
まだ届いては無いんですが…うちに来るのが楽しみです!
作者
作者
と、まぁそれは置いといて…
作者
作者
扱いに慣れて、大分絵が描けるようになってきたら、絵を載せるだけの作品を作るかもしれません。
作者
作者
そうなったら、お気に入り登録やいいねをよろしくお願いします。
作者
作者
それでは!👋👋✨