窓の外を見ながら時間を過ぎていくのを待っていると、いつの間にかヨコハマ警察署に着いていた。
なんで俺が容疑者候補に挙げられたんだ…?意味がわからない。
疑問を持ちながら警察署の中に入り、椅子に座るなり、警察から沢山の質問が投げられた。
質問責めをしていた警察官は近くに居たもう1人の警察官に何か話しかけてこっちに戻ってきた。
立ち上がろうとした時、それを遮るように警察官は言った。
鋭い目付きでこちらを睨む警察官に圧をかけられ、これ以上疑いの目を持たれない為に言うことに従った。
ヨコハマ警察署を出ると、ある1人の男に話しかけられた。
そいつはメガネをかけていて、ピシッとしたスーツ、赤色の革手袋が特徴的なやつだ。
こいつどこかで……
胸に手を添え、少しお辞儀をする丁寧な挨拶。
少し間が空いて、ようやく思い出した。
ヨコハマ・ディビジョン代表「MAD TRIGGER CREW」その中のメンバーの1人である「入間銃兎」職業は警察官と聞いている。
こいつも俺の容疑の疑っているのか…?
ニッコリと笑うその目は心から笑っている目ではなかった。
すると、入間銃兎はニコリと笑い、俺の予想を斜め前に行くことを言った
NEXT…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。